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最先端のテクノロジーを使って肌内部から立て直す美容医療なら、一発逆転でたるみは消えるのか。どんな施術? どれほどの効果が? いくらかかるのか。今回は美容・医療ジャーナリストの海野由利子さんに、たるみ改善に永久効果が期待できるとされる「ビューティフィル(BeautiFill)脂肪注入」について聞いた。
海野由利子(うみの・ゆりこ)/美容・医療ジャーナリスト。さまざまなメディアで美容全般、美容医療を中心に、婦人科、予防医療、抗加齢分野に至るまで幅広く取材を行っている。
日本では比較的新しい「ビューティフィル(BeautiFill)脂肪注入」は、自分の余分な脂肪を吸引して、たるみ部分に注入する方法。脂肪幹細胞を含む脂肪細胞を壊さず採取できるのが画期的とのこと。
どんな施術か:レーザー式脂肪吸引器である〈LipoLife(ライポライフ)〉を使って自分の脂肪を採取し、気になる部位(真皮層浅層)に採取した脂肪を注入する再生医療。
価格:マイクロファット:ほうれい線¥440,000(両側)、顎¥330,000など。初診料、術前検査基本料、静脈麻酔料など別途かかる。
施術時間:約2~3時間。
痛みは?:静脈麻酔と局所麻酔を併用。注入部位の痛みはほとんどなし。脂肪採取部位の痛み対策として痛み止めを処方。
ダウンタイム(術後から回復までの期間):脂肪注入後に腫れや内出血を生じる可能性があるが1~4週間で治まる。
効果持続期間:定着した脂肪の効果は一生。
「自分の細胞なので拒絶反応がない。定着すれば永久的な効果が期待できます」(野村院長)
レーザー脂肪吸引器として米国食品医薬品局(FDA)が唯一承認した《LipoLife》。
まずお腹や尻など皮下脂肪量が多い部位から少量の脂肪を採取。その脂肪を、しわやたるみの改善に効果的な「マイクロファット」と、肌質改善に効果的な「ナノファット」の2種類に分別。
外気に触れることなく専用注射針に入れ、気になる部位に注入する。静脈麻酔と局所麻酔を併用するので、眠っている間にたるみの悩みから解放される、という仕組みだ。
いきなりオペの切開リフトは無理でも、注射やレーザーあたりから始めてみるのはありかもしれない。
「不安や悩みは、経験豊富なドクターとのカウンセリングで払拭して、痛みも効果も楽しんでください!」(海野さん)
今回解説したビューティフル脂肪注入の施術を受けられるクリニックはこちら。
取材・文/中尾慧里 イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/海野由利子(美容・医療ジャーナリスト)、韓麻木(美容ライター)
初出『Tarzan』No.885・2024年8月1日発売