鍛えるシェフの筋肉レシピ:鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮

自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈SUNDAY MONDAY kitchen〉の村野明子さんに教えてもらった「鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮」。

photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura

初出『Tarzan』No.884・2024年7月18日発売

SUNDAY MONDAY kitchen 村野明子さん レシピ 鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮

SUNDAY MONDAY kitchen 村野明子さん レシピ

村野明子さん

教えてくれた人

SUNDAY MONDAY kitchen代表、スポーツ料理研究家。コンサドーレ札幌、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪の寮母を務めた後、2022年、日産スタジアム内に現店開店。ほかにも食でさまざまなアスリートの健康をサポート。

スポーツ料理研究家で、“1プレートで栄養フルコース”がコンセプトのレストラン〈SUNDAY MONDAY kitchen〉代表の村野明子さん。寮母時代に人気&カラダを気遣った真心メニューを教えてもらった。

「試合前のお守りメニューが、鉄が補給できる鶏のハツとレバーの甘辛煮。夏向けにカレー粉を振り、今回はややスパイシーに」

肉の代わりに豆腐と卵、野菜を賑やかに使ったヘルシー・ガパオ風ごはんは、「カラダに優しい!と喜ばれたもの。アジア風のしっかり味にアレンジしているので、一皿でも満足できるはずです」。

鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮

SUNDAY MONDAY kitchen 村野明子さん レシピ 鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮

※1人分で計算

材料:4人分

  • ハツ・レバー(生)…合わせて300g
  • 酒…大さじ4
  • ザラメ…大さじ2
  • ショウガ(千切り)…30g(2かけ分くらい)
  • ダシ醬油…大さじ3
  • カレー粉…少々
  • 木の芽…適量

作り方

  1. 包丁でハツを真ん中から切り開き、中にある血合いをこそぎ取る。白い脂肪部分も切り落とす。
  2. レバーは食べやすい大きさに切る。ボウルにレバーとハツを入れてひたひたの牛乳(分量外)に20分ほど浸して血抜きをする。ザルに空けて流水で牛乳をサッと洗い流す。
  3. 鍋に1と2を入れ、熱して乾煎りをし、全体的に火が通って白くなってきたら、酒、ザラメ、ショウガを加える。ザラメが溶けてきたらダシ醬油を加えて中弱火にし、蓋はせずに時々かき混ぜながら10分ほど煮詰める。タレがとろりとしてきたら全体的によく混ぜ合わせて、カレー粉を入れて絡める。
  4. 3の1〜2人分を器に盛り(写真は2人分)、木の芽を飾る。

※冷蔵で3〜4日ほど保存可。

ポイント

SUNDAY MONDAY kitchen 村野明子さん レシピ 鶏のハツとレバーの甘辛カレー煮

ハツは切り開くと中に血合いがあるので、包丁で必ず取り除こう。

栄養ポイントはココ!

鶏のレバーもハツも低脂肪高タンパク質。ビタミンやミネラル、特にカラダ中に酸素を運ぶのに必要なヘモグロビンの材料・鉄が豊富です。甘辛&カレー味もうれしい点。クセのあるレバーも食べやすくなりますね。by管理栄養士 河村玲子さん