鍛えるシェフの筋肉レシピ:オタオタ
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈中国意境菜 白燕〉オーナーシェフ白岩勝也さんに教えてもらった「オタオタ」。
photos: Atsushi Ishihara text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.883・2024年7月4日発売
白岩勝也さん
教えてくれた人
高級ホテルや有名店を経て、北京と香港で修業。2019年現店開店。中国各地で吟味した食材や味を独自の料理で提供。JR東日本〈TRAIN SUITE 四季島〉のシェフも担当。
少林寺拳法やバスケの経験者でもある〈白燕〉の白岩勝也さん。エスニックな香りで食欲をそそる、魚介の前菜を提案してくれた。
「魚のすり身に香辛料を混ぜて、バナナの葉に包んで焼いたマレーシア料理がオタオタです。それを蒸すことで“エスニック風かまぼこ”のような味わいに。タネに卵白+レンコンも加えることでふわっ、シャキッ感も楽しめます」
オタオタ
材料:2人分
- [A]
- 白身魚のすり身(生)…200g
- レンコン(粗みじん切り)…20g
- エシャロット(みじん切り)…1/2個
- 卵白…1個分
- ナンプラー…小さじ1
- 塩…少々
- コショウ…適量
- 片栗粉…小さじ2弱
- サラダ油…少々
- パクチー(ちぎる)…少々
- ライム(串切り)…1個
作り方
- ボウルに団子の材料(A)の片栗粉以外を入れてよく混ぜ合わせる。その後に片栗粉を加え、混ぜ合わせてよく練る。
- ラップの上に1を棒状に細長くして乗せ、くるくると巻き、両端はひねって留める。
- 深さのあるフライパンや鍋に湯(分量外)を張り、耐熱皿に乗せた2を置き、蓋をして火にかけて15分ほど蒸す。
- フライパンに油をひき、3の全面に焼き目がつくまで焼く。
- 4を食べやすい大きさに切り、器に盛る。パクチーを飾り、ライムを添える。
ポイント
栄養ポイントはココ!
白身魚に含まれるタンパク質はアミノ酸の質がよく、消化しやすく利用効率が高いです。また、蒸す調理法によって油の使用量が少量で済み、消化のよさがよりUP。筋トレでオールアウトした後のカラダにも最適な一品。 by管理栄養士 河村玲子さん