ビアリッツでサーフィン人気が止まらない
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、欧州サーフィンの中心地・ビアリッツのサーフィン事情について。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.883・2024年7月4日発売
過去最多のスクール生を記録!サーフィンの一般化が加速中
サーフィン人気が止まらない。もともとビアリッツは欧州サーフィンの中心地だが、それでも近年はいっそうサーファーが増えた。しかもカラフルなサーフボードを手にするサーファーが。実はそれ、サーフスクールのもの。
先日も地元紙が「今夏の(スクール)予約数が過去最多を記録」と報じ、ファンな波が期待できるビーチ、コート・デ・バスクでサーフコーチを務めるニコラも「5年前は多くて1日5回のレッスンが今は最大7回。夏は企業や団体予約も加わり5月の時点で満席」と記事の内容に納得顔。
1日200人ほどのスクール生の多くはパリや近隣国の都市部からやってくる。受講の最たる理由は、スクールなら海が混雑していても波に乗れ、心身のリフレッシュが約束されるから。今やフランスでのサーフィンは、誰もが楽しめる一般的なスポーツになったのだ。
WRITER
NAGASHIMA MICHIKO/都内の出版社勤務後に渡仏。南西フランスのビアリッツ在住歴12年。健康意識の高い人が多い土地柄もあり、サーフィン、低山ハイクに勤しむ日々を送る。