ハムストリングスを徹底ケア!総合格闘家、倉本一真さんのワールド・グレイテスト・ストレッチ
筋トレやヨガの要素も含んだ、最強ストレッチ「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」だが、目的が違えば、内容も変わってくる。すなわち、人の数だけ、ワールド・グレイテスト・ストレッチはある。性別も職業も異なる14人に、「なぜ」「どうやって」カラダをほぐしているのか教えてもらった。今回は、総合格闘家、倉本一真さんのワールドグレイテストストレッチ。
編集・取材・文/宮田恵一郎 取材・文/岡島みのり イラストレーション/伊藤健介
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
ワールド・グレイテスト・ストレッチとは?
全身の主要な筋肉を伸ばし、筋トレやヨガの要素も全部入りの欲張りエクササイズ。
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倉本一真さん
教えてくれた人
くらもと・かずま/総合格闘家。1986年生まれ。〈リバーサルジム新宿Me,We〉所属。中学校からレスリングを始め、2012年から日本選手権3連覇。17年、プロ転向。RIZINに参戦中。
一つの筋に対して、複数の体勢からアプローチ
相手を背後から抱えて後ろに投げ飛ばすジャーマン・スープレックスを得意とする倉本一真選手だが、これが足腰にくる。そのため重点を置くのは下半身、特にハムストリングスのケアは入念に行う。
「ただ伸ばすといっても、少しずつ体勢を変えて、大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の一本ずつにアプローチするイメージで。最終的には、プロレス技の“恥ずかし固め”の状態に。これがいちばん効く」
仰向けで開脚(左右各10秒×1セット)
上:床に座り、右足の爪先を右手で摑み、膝を伸ばす。
中:そのまま寝そべり、踵を摑むように握り直し、膝を曲げてカラダに引きつける。
下:もう片足も摑み、少し膝を曲げて爪先が床につくように両手で引きつける。坐骨から膝裏までが伸びる感覚を常に意識して行うことで、大腿部後面の3つの筋肉を隅々まで伸ばす。