鍛えるシェフの筋肉レシピ:黒キクラゲとイカの前菜
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈中国意境菜 白燕〉オーナーシェフ白岩勝也さんに教えてもらった「黒キクラゲとイカの前菜」。
photos: Atsushi Ishihara text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
白岩勝也さん
教えてくれた人
高級ホテルや有名店を経て、北京と香港で修業。2019年現店開店。中国各地で吟味した食材や味を独自の料理で提供。JR東日本〈TRAIN SUITE 四季島〉のシェフも担当。
3年ほど前に筋トレを再開、現在もジムで鍛え続ける〈白燕〉の白岩勝也さん。毎年中国をはじめ各国に出かけ、刺激を受けた味は料理に取り入れていて、今回は初夏に英気を養える“中国・福建省×マレーシア風”トレメシを提案。
「黒キクラゲの前菜は、福建省のキクラゲの炒め物のアレンジ。タンパク源にイカを加え、ピリ辛甘酸っぱいタレで簡単に和え物に」
黒キクラゲとイカの前菜
材料:4人分
- 黒キクラゲ(乾燥)…3g
- 冷凍イカ(輪切り)…70g
- セロリ(皮を剝いて薄くスライス)…1本
- [A]
- 黒酢…1カップ
- 砂糖…大さじ1強
- ニンニクすりおろし…小さじ2
- 豆板醬…小さじ1
作り方
- 黒キクラゲをたっぷりの水で柔らかくなるまで、袋の表示通りの時間で戻す。
- 鍋に湯を沸騰させ、1、イカ、セロリを入れてサッと茹で、ザルに上げて水気をよく切る。
- ボウルにタレの材料(A)すべてを入れて混ぜ合わせる。
- 3に2を加えてよく合わせる。器に盛る(写真は2人分)。
ポイント
栄養ポイントはココ!
低カロ、低糖質、低脂質でビールのお供にも罪悪感なし。キクラゲは筋肉や骨に必要なビタミンD豊富。イカに含まれるタウリンは、コレステロールや血圧を正常に保つ効果も期待。黒酢の酸味が効いたタレは減塩にも○です。by管理栄養士 河村玲子さん