現代のセイラーが集うポルトガルのヨットクラブ

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edit: Takashi Osanai

初出『Tarzan』No.874・2024年2月22日発売

セイラー ポルトガル ヨットクラブ

現代のセイラーが集うポルトガルのヨットクラブ

かつて大航海時代を牽引した海洋国家ポルトガル。今も海岸沿いにはマリーナが数多くあり、市民にとってヨットは身近な存在だ。なかでも首都リスボン近郊のビーチリゾート、カスカイスは世界でも定評のあるレガッタスポット。そのマリーナには老舗のヨットクラブ〈Clube Naval De Cascais〉が隣接している。

セイラー ポルトガル ヨットクラブ

©Luís Fráguas カスカイスのマリーナに隣接する〈Clube Naval De Cascais〉は、1938年からポルトガルのセイリング文化を支えてきた。https://www.cncascais.com/

クラブは昨年85周年を迎えた名門で、地元でのレガッタに加えて国際的なヨットレースをいくつも開催してきた。振興にも注力し、大小さまざまなヨットの操縦を教える国内最大のスクールを運営。

セイラー ポルトガル ヨットクラブ

©Luís Fráguas

これまでセイリング未体験の幼い子供や、シニア、カラダが不自由な人など多くの人が参加してきたのだとか。さらに今年はオリンピックイヤー。同クラブからもセイラー3人が国を代表して本大会に出場予定だというから、ますますCascaisのセイリングに注目が集まりそうだ。

WRITER

HIGASHI RIKA /昨夏にオレゴン州ポートランドからポルトガル・リスボンへと移住。著書にポートランドっ子を取材した『好きなことして、いい顔で生きていく』がある。