成果は数値ではなく写真で。“視覚確認型”パーソナルジムを体験！

成果は数値ではなく写真で可視化

体重や体型よりも、“見た目がどれだけ格好よくなれるか”にこだわる視覚確認型のパーソナルジム〈マッスルフォト〉が東京の成城学園前駅前にオープン。一体どんなジム？

「従来のパーソナルジムは数字を追いかける傾向が強いと感じていて、トレーニングの成果を見た目基準にすれば、カラダを変えたい皆さんのモチベーションをより高められると考えました」（代表の原澤政孝さん）

ユニークなのは、ウェアに着替えると最初にフォトブースで全身を撮影する点。続けて、その画像を見ながら目指すカラダについてカウンセリングを行い、トレーナーがメニューを提案する。

普通は体重や体脂肪率を計測して「3か月で5kg減らせるよう頑張りましょう」なんてやりとりがあるが、ここにはそもそも体脂肪計が存在しないのだ。

「トレーニング成果の基準が体重や体脂肪率だと、どんなに頑張っても少しサボると数値はすぐ元に戻ってしまってリバウンドしやすい。その点、視覚確認型は変化がわかりやすいので、間が空いても“また頑張らないと”という気になるんです」

撮影は定期的に行われるが、照明や画角といったカメラのセッティングは常に同一のため、前回撮影時とのカラダの変化がより正確にわかるというわけ。

今回はそんなジムを女優の大野真緒さんが体験。

女優の大野真緒さんが体験！

まずはプロのカメラマンが監修した機材を使い大野さんを正面、左右側面、背面から撮影。

写真を見ながらカウンセリング。「4つの角度から見ると、前傾姿勢や二の腕、お尻まわりなど気になる部分がたくさんありますね」（大野さん）

その場で改善点の優先順位をつけていく。

この日は姿勢改善と下半身、特に臀部の引き締めメニューを実施。トレーナー指導のもと、まずはストレッチポールで全身を整え、中臀筋エクササイズや背中に効くローワーバック、体幹を使うバトルロープなどを行った。

トレーニング後も撮影し、前後の変化を確認。

画像は会員用アプリに送られ、普段から確認できる。

「重心が前傾気味になっていたのが最初の写真でわかりました。真横や後ろから自分の姿を見ることがないので、“私ってこんなふうに見えているんだ”と新鮮でしたね。

エクササイズは少しきつかったけど、目的が明確で効果を感じられるもの。終了後に撮った写真では変化がすぐにわかって、コツコツ頑張れば理想の体型になれるんだな、と実感できました」

取材・文／黒田創　撮影／石原敦志

初出『Tarzan』No.859・2023年6月22日発売

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