このカラダが好き!が原動力。佐野ひなこ、カラダづくりのテーマは現状維持。
驚異的なくびれがかつて話題となった佐野ひなこさん。意外にも、数年前まで運動に苦手意識があったという。パーソナルトレーニングを始めたのを機に、フィットネスの楽しさを知り、現在は“現状維持”をテーマに楽しくカラダづくりを続けている。そんな佐野さんがフィットネスを続けられる原動力やこだわりを聞いた。
取材・文/間宮寧子 撮影/森山将人 スタイリスト/小泉茜 ヘア&メイク/信沢hitoshi 題字/師岡とおる エクササイズ指導/島袋瑛平(デポルターレクラブ)
初出『Tarzan』No.859・2023年6月22日発売
カラダ作りのテーマは“現状維持”。
驚異的なくびれが話題となり、グラビア界を瞬く間に席巻した佐野ひなこさん。女優として活躍する今も、しなやかでメリハリのある、美しいボディはそのまま。
「変わらない、と言っていただけるのは嬉しいです。私のカラダづくりのテーマはまさに“現状維持”。1年後も現状キープを目標にしていれば、10年、20年と経った時にきっといい結果が出ているはず。
インドア派で、数年前までは運動に苦手意識があったんです。でもジムなら室内だし、だらしない自分を変えたいという気持ちもあり、5年前にパーソナルトレーニングに通い始めました。今もトレーナーさんに“もう無理です〜”と弱音を吐きがちですが(笑)、週1で通い、月1〜2回ピラティスもやっています」
佐野さんにとっての理想は、スリムで柔らかい、女性らしいカラダ。
「一時期ストイックにトレーニングしていたこともあったんですが、筋肉がついたことで“太った?”なんて言われるようになり、軌道修正しました。パートレでのウェイトはほどほどにして、自重とストレッチがメイン。
グラビアの撮影が控えていたとしても、追い込むことはあまりありません。それこそ筋肉痛になってしまったら撮影時にしなやかに動けないし、100%の魅力を出せないと思うので。
ピラティスは滞りが全部流れるような感覚があって、レッスン後にやる気が漲る! 呼吸を意識しながら動くからなのか、メンタル面でのメリットがすごい。サボりたくなったとしても、行けば必ず気持ちが晴れます」
フィットネスで美しくなった自分を見つけた。
もともと運動が苦手だったのに、今ではフィットネスが日常に欠かせないものに。楽しみながら続けられている理由とは?
「以前から写真映えするカラダでいたいと思う気持ちが強かったんです。でも運動=辛いというイメージがあって。自分の理想像をわかってくれて、私の性格、ペースに寄り添ってくれるトレーナーさんに出会えたことが大きいですね。
頑張りすぎなくても理想のボディラインは手に入ると知ったし、鍛えれば代謝が上がって肌ツヤも良くなることを実感しました。フィットネスによって“美しくなった自分”を発見できたんです。一度納得いくボディラインを手に入れたら、些細な変化に敏感になり、ちょっとでもお尻が垂れてきたら気になってしまって。
いつもベストな自分でいたいから、自然とカラダを動かしたくなる。“このカラダが好き!”という気持ちが、一番の原動力かもしれません」