のん とフィットネス。「喧嘩に負けなそうな強い見た目になりたいんです(笑)」
のんさんの溢れる透明感、柔軟性のあるたおやかなカラダ、そして表現者として見る者の心を奪う魅力は、日々のカラダ作りで培われている。22歳で始めたバレエ、マイペースで続けるストレッチや筋トレ、これからやってみたいこと、目標など、カラダ作りへの思いを聞いた。
取材・文/重信綾 撮影/森山将人 スタイリスト/町野泉美 ヘア&メイク/森 いずみ 題字/師岡とおる エクササイズ指導/二宮史帆 撮影協力/Pilates Studio eleven
初出『Tarzan』No.857・2023年5月25日発売
表現しながら動くことが私には合っている。
女優として、歌手として、アーティストとして、見る者の心を奪うのんさん。内側から溢れる透明感と、柔軟性のあるたおやかなカラダは、22歳の頃から習っているバレエの賜物でもある。
「週に2度、レッスンに通っています。30分ストレッチをしてからバーレッスンを1時間、そのあとセンターレッスンをするという内容で、全部で2時間くらい。
表現しながら運動すること、綺麗な形を目指すという目標設定が自分には合っていて、“カラダがちぎれる…!”ぐらいの無理な姿勢でも頑張れちゃう。猫背だったけど姿勢が良くなって、身長が3cm伸びました!(笑)
カラダの使い方や見られ方により意識が向くようにもなり、姿勢のいいピシッとした人の役もリアルに演じられるようになった気がします」
レッスンのない日は自体重トレーニングも取り入れているが、「苦手ゾーンです…」と本音がこぼれる。
「腹筋や背筋、腕立てやプランクをしますが、自分との闘いみたいになってくるので本当にキツくて…。だから、やる気に満ちている日だけ一生懸命頑張って、そうじゃない日は休んだり手抜きをしたり。
あとは、ストレッチを重点的に。歌の日にストレッチをしてから現場へ行くと、いつもに比べて声が響きやすくなるんです。ユーチューブで動画を探したりして、いろいろ実践してます」
カッコよく、しなやかなカラダになりたい。
そんなのんさん、今回の撮影ではずっと気になっていたというマシンピラティスに初挑戦!
「うわ〜! きついけど、めーっちゃよかったです! ハムとか腿まわりや股関節が伸びて気持ちいいし、柔軟性と筋力をバランスよく高められそうかな?って。
筋トレ根性がない私にとっては、自力よりも、カラダを思いっきり預けられるマシンピラティスが合っているのかも。本格的に通ってみたいですね!」
今年は30歳になる節目の年。理想とするカラダに変化もあったようだ。
「前は横から見た時にぺたーんとした薄いカラダになりたいと思っていました。でも今は、“ちゃんと動かしているな”ってことが見える筋肉のついたカラダになりたくて。マイリー・サイラスのような、細いけどぎゅっとした、しなやかなボディが憧れです。
私、ルックスがへにょっとしていて弱そうだと思われやすいので、喧嘩に負けなそうな強い見た目になりたいんです(笑)。ピラティスの次に気になっているのはダンス。ジャズやヒップホップとかリズムを刻んで踊ったり…とにかくいろんなことを習得して、どんどんカッコよくなりたいですね」