鍛えるシェフの筋肉レシピ：漬け鰹のボリュームサラダ仕立て
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈Concerto〉井口隆之さんに教えてもらった「漬け鰹のボリュームサラダ仕立て」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.854・2023年4月6日発売
井口隆之さん
教えてくれた人
〈Concerto〉オーナーシェフ。アロマフレスカグループ、〈Aria di Tacubo〉（現在TACUBO）などを経て、2013年独立。イタリア料理をベースに日本の食文化を表現した料理と、ワインの出合いが人気。
15年前からカポエイラ、3年前からボルダリングも楽しむ〈Concerto〉の井口隆之さん。運動に一層勤しみたくなる今の時季、春の高タンパクイタリアンブランチを考案してもらった。
「漬け鰹のサラダは春野菜もボリューミーに。パンと一緒にぜひ」
ドレッシングの材料にはエゴマ油、カロリーオフタイプマヨネーズ、甘みととろみ付けにプロテインと、カラダにいい工夫も随所に。
漬け鰹のボリュームサラダ仕立て
材料（1人分）
- カツオのたたき（刺し身用）100g
- ［A］
- 醬油…大さじ1/2強
- みりん…大さじ1強
- ニンニク（チューブタイプ）…小さじ1/3
- ［B］
- 粒マスタード…小さじ2弱
- レモン汁…小さじ2
- 醬油…小さじ1弱
- コショウ（粒）… 5ひねり
- エゴマ油…小さじ2.5
- カロリーハーフマヨネーズ…小さじ2.5
- ココアプロテイン（味は何でも）…小さじ1
- スナップエンドウ（筋を取り半分に切る）… 7〜8さや
- 菜の花（5cm程度に切る）… 1〜2本
- 新玉ネギ（串切り）… 1/5個
- ベビーリーフ… 50g
- ミックス豆（水煮）… 50g
- ギリシャヨーグルト…大さじ2
- 温泉卵… 1個
- パルミジャーノ（粉チーズ可）…適量
作り方
- ボウルに漬け鰹の調味料[A]を合わせ、カツオを入れてなじませ10〜15分ほど漬け込む。
- 鍋にたっぷりの水と塩少々（ともに分量外）を入れて沸騰させ、スナップエンドウ、菜の花、新玉ネギを1分程度茹でる。水に一度落として冷まし、水気を拭き取る。
- ボウルにドレッシングの材料[B]をよく混ぜ合わせる（小さな瓶に入れて振るのもラクでオススメ）。
- 器にベビーリーフを盛り、2.、ミックス豆、ギリシャヨーグルトを散らし、1.を並べる。温泉卵を落とし、 3.をかけ、削ったパルミジャーノを振る。
ポイント
カツオは漬け汁に10〜15分ほど漬け込むと味がよくしみ、よりおいしくなる。
栄養ポイントはココ！
春鰹は身が締まり、脂質が少なく高タンパク。また、菜の花はビタミンCのほか、野菜の中でも鉄の含有量がトップクラス。鉄はカラダに酸素を運ぶヘモグロビンの構成要素なので、意識して補ってあげるといいですね。 by 管理栄養士・河村玲子さん
