鍛えるシェフの筋肉レシピ:汁なし担々麺
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈アスリート中華ダイニング YI-CHANG〉宮崎義章さんに教えてもらった「汁なし担々麺」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.846・2022年11月24日発売
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宮崎義章さん
教えてくれた人
日本体育大学でスポーツ栄養学などを学ぶ。2006年に〈アスリート中華ダイニング YI-CHANG〉を開店し、アスリートを食からサポート。無化調・無添加、栄養バランスがとれた独自の“アスリート中華”を展開。
大学時代は野球と体操競技、現在は筋トレとともにボルダリングを楽しむ〈YI-CHANG〉の宮崎義章さん。プロのアスリートにも人気!ヘルシーでカラダに優しい“アスリート中華”を、家で作るときのコツは?
「必要のない時の油や余分な脂はカットを。担々麺に使う挽き肉もショウガ、長ネギと一緒に水から茹でて“湯通し”をすることで脂が落ち、風味もよくなります」
汁なし担々麺
材料(1人分)
- 豚挽き肉…20g
- 水…2カップ程度
- 青ネギ…1本分程度
- ショウガ…1片
- テンメンジャン(甜麺醬)…小さじ1.5強
- 中華麺(中太)…1玉(150g)
- 卵黄…1個
- トマト(角切り)…適量
- 万能ネギ(小口切り)…適量
- [A]
- 醬油、ゴマ油…各大さじ1
- ラー油…小さじ1/2
- 穀物酢…小さじ1
- チーマージャン(芝麻醬)…小さじ1※
- トウチジャン(豆鼓醬)…小さじ1/2
- ザーサイ(みじん切り)… 10g
- 豚スープ(作り方1で作ったもの)…大さじ1+小さじ2
作り方
- 豚挽き肉を湯通しする。鍋に水、挽き肉、青ネギ、ショウガを入れて火にかけ沸騰させ、挽き肉に火が通ったら火を止める。青ネギ、ショウガは取り除く。ザルなどで濾しながら挽き肉と豚スープ(調味料Aで使用)を別々のボウルに分ける。挽き肉にテンメンジャンを合わせ混ぜる。
- 調味料[A]をボウルに入れて混ぜ合わせる。
- 鍋でたっぷりの湯(分量外)を沸騰させ、麺を袋の表示時間通りに茹でる。ザルに上げて器に移し、2のタレを上からかけ、よく混ぜ合わせる。
- 麺の真ん中に窪みを作り卵黄を乗せ、1の挽き肉、トマト、ネギを振る。
ポイント
栄養ポイントはココ!
一般的に高カロリーになりやすい中華とは一線を画すヘルシーさ。担々麺に欠かせない挽き肉は一度茹でる、練りゴマのチーマージャンも分離した油は除くなど、今回の油カットの手法はぜひ日常的に取り入れてほしいです。 by 管理栄養士・河村玲子さん