「行列の待ち時間」を利用して、背中まわりの筋肉をほぐす
カラダをほぐせば心も緩む。だからこそ手持ち無沙汰になったらすかさずストレッチ!『ずぼらヨガ』などヒット作を手がけるイラストレーター・崎田ミナさんが、外出時も悪目立ちせずこっそりできる「こそストレッチ」を教えてくれた。今回は、行列待ちの時間にできる背骨ゆらゆらストレッチをご紹介。
取材・文/門上奈央 ストレッチ監修/鈴木江美(トレーナー)
初出『Tarzan』No.838・2022年7月21日発売
行列待ちで「背骨ゆらゆら」
あと何人で自分が呼ばれるか? ヤキモキして待つくらいなら、悪姿勢で固まりやすい脊柱起立筋をはじめ、背骨まわりの筋肉を緩めよう。
「飲食店で列に並んでいる時やエレベーター待ちの時など、いつでもゆらゆらしています。真横に倒れるのが重要なので、“揺れ慣れる”まではズボンの縫い目を基準にしましょう」(崎田ミナさん)
隙あらば伸ばせる“こそストレッチ”
キャッチーな描写と実践的なストレッチ&ヨガの解説で人気の崎田ミナさん。話題作を多く生み出す彼女を支えるのは、やはりストレッチ。
「職業柄、座業が多いので何もしなければ特に背中がバキバキに硬くなります。それをなんとかしたいのと、そもそも気持ちいいので、時間を見つけては伸ばすのが今では癖に。あと、心の健康維持のためにやっている部分が私は大きいです。もともと“緊張しい”で、呼吸がすぐに浅くなるんですよ。昔メンタルの調子を崩してしまった時にストレッチとヨガに救われた経験もあって。毎晩その日やりたいストレッチをしますが、日中もこまめにほぐしています」(崎田ミナさん)
それが習慣になり約9年目。崎田さんは家で過ごす時だけでなく、外出中も悪目立ちしない“こそストレッチ”を、師事している先生に教わりながら日常に取り入れているそう。
「どれも人目につかずできるちょっとした動きですが、伸びた感覚を味わえます。ゆったりした呼吸を意識しながら行うと気持ちいいですよ」
崎田さんが選び抜いた「こそストレッチ」で、いつでもどこでも伸ばして、心身を軽やかに。