【6人目のゴッドハンド】熟練技術で患部へ一刺し！ 新宿・白石鍼灸治療院の橘広造

整体、マッサージ、鍼灸、カイロといろいろあるなか、推薦人たちに聞いた“ゴッドハンド”全8人を、体当たり取材！

6人目の推薦人は、『ターザン』にも創刊時から関わる編集者の内坂庸夫さん。横綱やプロの野球投手、ゴルファーから駅伝部や自転車競技部に所属する学生まで施術する鍼のスペシャリスト、橘広造さんを推してくれた。

推薦コメント

「白石鍼灸治療院院長・白石宏の「神の技」は全米スポーツメディアにも称賛が集まる。その東京治療院を預かる橘広造さんの何がすごいって、その人の弱点を真上から○cm打つか、斜め○度で○cm打つかなど調べ上げて、ついにはイッパツで決めちゃう。1〜2年ご無沙汰してても大丈夫、橘さんならイッパツなのさ」（内坂さん）

熟練技術で患部へ一刺し。肩こり・腰痛必“治”仕事人

「鍼は怖い、痛そうというイメージが根強いですが、的確に治療すれば鍼は即効性が高く、気持ちいいんです」と、〈白石鍼灸治療院 東京院〉の橘広造先生。ビジネスパーソンからアスリートまで幅広い人が慕う。

「当院で使う鍼は先端が丸く、0.16mmと毛髪ほどの細さ。組織をかき分けて鍼を当てる時の感触は独特です。特に問題ない部位は豆腐、不調の原因となる患部はこんにゃくを貫くよう。“こんにゃく”がどこにあるかを瞬時に見極めて、痛みを感じない的確な刺激を与えます」

この分かりやすい説明も橘先生が幅広い人から信頼される理由！

「当院では鍼を刺しっぱなしにせず、一本ずつ抜いては刺すのが白石式です」。患部すなわち“こんにゃく”を見つけたら、鍼をトントンと指で叩いて刺してゆく。

鍼治療が終わったら温かい「ホットパック」を15分程度、カラダにON。「治療後の血流促進が目的です。リラックス効果も高く、延長を希望されるお客様も（笑）」。

「また、症状の程度や原因は人それぞれ。その部分に痛みが出る根本原因を探り、個々に合う治療を行うのが“白石式”です。長年治らなかった不調も白石式なら治る！と、前向きになってもらえるような治療を心がけていますよ」

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Feature #96

噂のゴッドハンド

取材・文／門上奈央　撮影／小川朋央　イラストレーション／川崎タカオ

初出『Tarzan』No.824・2021年12月16日発売

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