- 鍛える
フィットネスの習慣化を助ける新感覚ライト《ライフコンディショニングシリーズ》を体験
PR
気になり始めたら、早急に手を打っておきたい加齢臭問題。「自分はまだ大丈夫」と思う人も、いずれは必ず直面するもの。始めるのに“早すぎる”はない、その対策方法とオススメグッズを教えてもらいました。
前回までの「オーラルケア」、「体臭ケア」に引き続き、お話を伺うのは幅広いグルーミンググッズに精通している、ヘアメイクの宮田靖士さんです。最終回のテーマは加齢臭対策。身体の洗い方から香りの選び方まで教えてもらいました。
「加齢臭対策といえば、まず背中を重点的に洗うべきだと思います。自分でニオイを確認できない上に、真ん中の方は汚れが溜まりやすいですから。敷き布団が臭くなるのはそういう理由もあると思うんです」
背中にニキビができやすいということを考えても、それは頷けるお話。また、加齢臭は体臭以外に原因があるパターンも。
「臭いと思われたくないからと香水をつける方も多いですが、それが時には逆効果になると思っていて。“おじさん臭さ”って香水のケミカルな匂いと体臭が混ざって生まれることもあるからです。
あとは香りのセレクトが一昔前に『これをつけておけばモテる』と言われたものから変わらなかったりして、香水そのものがおじさん臭かったりすることも。
香りにはTPOだけでなく流行りもあります。香水をセレクトする際に自分の年齢や職業、見た目、服装などと合っているかを判断することも重要です」
加齢臭が気になってきたら、どのような香水を選べばいいのでしょうか。
「今回紹介するコロンの香りや、前回紹介したスプレータイプのオーガニック化粧水は体臭と混じってもきつい香りにはなりにくく、不快感を与えないので無難ですよ」
「シャンプーやボディソープ選びと同じくらい僕は『洗い方』も大事だと思っていて。手ではなかなか綺麗に洗えない背中用に、ボディブラシをおすすめしたいです。
amazonで買える安価なものでOKですが、特に〈Nenka〉のような天然素材を使ったボディブラシは汚れがよく取れますよ」(宮田さん)
「40代を超えると今まで以上にお風呂でのヘアケアが大事になってきます。僕がここ5年くらい愛用しているのが〈ラ カスタ〉の頭皮用クレンジング。
シャンプー前の濡れていない髪につけて、揉み込むだけで整髪料や余分な脂を落としてくれます。ハーブが入っているからつけ心地が爽やかなのもいいですね」(宮田さん)
NYの美容室『SHIZEN BROOKLYN』が手がけているシアバター。表参道にある系列店の『THE OVERSEA』でも購入できる。
「整髪料として以外にも、髭剃り後の敏感になった肌に薄くつけたり、リップクリーム代わりにつけて唇の乾燥を防いだりと、とにかく万能なシアバターです。
バジルやセージ、ラベンダーなどから選べるハーブの香りは、酸化した皮脂のニオイを抑えてくれる効果も」(宮田さん)
墓石メーカーが手がけているコスメブランド〈ボッチャン〉のスティックコロン。
「ロールタイプですがワキに直接塗らず、朝夕で2回ほど手首や首元、胸元など、温度が高めな場所にロールオンするのが加齢臭対策に効果的だと思います。
シトラスベースの香りは男女問わず、どの場面でも最強なのではないか?と思うほどいい香り。香水ほどしつこくないし、嫌味がないんです」(宮田さん)
取材・文/山梨幸輝 撮影/大嶋千尋