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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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口臭が気になるなら、まず向き合うべきは口内環境。足が遠のきがちな歯医者も、実は改善の足がかりになるかも。根本的な口臭対策とおすすめのオーラルグッズ、この機会にまとめて知っておきましょう。
「Tarzan Web」のグルーミング記事では、さまざまな分野の専門家に取材。今回から全3回でお話を伺うのは、数多くの俳優やミュージシャンのヘアメイクを担当している宮田靖士さん。
幅広いジャンルのグルーミンググッズに精通し、『男のみだしなみ ナチュラルコスメベストアイテム』(講談社)も出版している宮田さんに、初回は「口臭ケア」について教えてもらいました。
「歯石や詰め物の劣化、精神的な問題など口臭の原因はさまざまなので、対策方法も人によって変わってくると思います」
そう語る宮田さん。「これがいい」と言われているものをただ鵜呑みにするのは少し危険かもしれません。自分に合ったオーラルケアグッズを見つけるにはどうすればいいでしょうか?
「自分の歯にどんなケアが必要なのかを把握しないと、たとえ高い歯ブラシを買ったとしてもなかなか価値を見出せないですよね。そのためにはまず歯医者に行って、自分の弱点を知ることがいいと思います。
最近の歯医者ではどこが汚れやすいのか、どんな磨き方が自分に合っているのかなどを細かく教えてくれますから。
それが分かれば『この歯ブラシは歯周ポケットを磨きにくいな』とか、『自分の歯並びだと電動歯ブラシよりも普通の歯ブラシの方が効率よく磨けるな』というように、自分に必要なケアグッズも分ってくるはずです」
ケアグッズを選ぶために歯医者へ行く、というのは盲点。虫歯ができたときだけでなく、メンテナンス目的で利用するのも良さそうです。
「他にも寝不足やストレス、緊張が原因で口が臭くなる場合も。そんな日はマウスウォッシュの回数を増やして口の中を常に潤しておくなど、先回りで口臭対策をするのも一つの手です。
マウスウォッシュや歯磨き粉は口に入れるものですから、変な成分が入っていたら嫌ですよね。というわけで今回は、僕が普段使っているオーガニックのオーラルケアグッズを中心に紹介します」
与那国島で採れるサンゴの化石を原料として使用した歯磨き粉。
「歯医者さんで勧められてずっと使っています。原料に使われているサンゴの化石は歯や骨と同じ成分で、歯磨きで溶け出すミネラルなどの補給も期待できるそう。
やや値が張るので最初は半信半疑でしたが、歯が本当に綺麗になるので重宝していますね」(宮田さん)
「一般的なマウスウォッシュにはアルコールが入っているので、口の乾燥に繋がりやすく、かえってニオイの原因になることも。
〈セラブレス〉のマウスウォッシュはノンアルコールだから乾燥の心配もなく、口をゆすぐ際にしみることもありません。効き目が長時間続くのも嬉しいですね」(宮田さん)
「洋服のブラシで有名な〈ケント〉の、豚の毛を使った歯ブラシです。最初は硬く感じますが、一般的な歯ブラシと違って磨くほどブラシが歯に馴染んでいくんですよ。
だから歯がツルツルになるし、歯茎にも優しい。天然毛なので風通しがいい場所に保管したりと配慮は必要ですが、一度使うと病みつきになりますよ」(宮田さん)
取材・文/山梨幸輝 撮影/大嶋千尋