冷やごはんでつくる日向飯|レジスタントスターチをおいしく摂る #1
レジスタントスターチがおいしく摂れるレシピを紹介! 今回は冷やご飯でつくる「日向飯」。
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリング・料理・栄養監修/美才治真澄
(初出『Tarzan』No.771・2019年8月29日発売)
レジスタントスターチとは?
食物繊維のように消化・吸収されにくく、健康維持に役立つ生理作用がある食物の総称をルミナコイドといい、レジスタントスターチはそのひとつ。期待される作用は食物繊維のそれとほぼ同じで、血糖値の上昇を防いでくれる。
またレジスタントスターチは、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸という物質を増やすことも分かっている。短鎖脂肪酸は大腸上皮のエネルギーになったり、腸のバリア機能を調整したり、食欲を抑制したり、認知機能の改善にも関わる物質。まだ研究段階だが、レジスタントスターチには病気予防の可能性も秘められている。
冷やごはんを、いかにおいしく食べるか。
日向飯は愛媛県南部の郷土料理。新鮮な刺し身をごはんの上に乗せて豪快に食らう、元はといえば漁師料理だ。トッピングした卵黄と刺し身、ごはんを渾然一体に混ぜていただくと冷やごはんがスルスル喉を通る。
※冷やご飯(180g)のレジスタントスターチ量0.9g
材料(1人分)
- 冷やごはん 180g
- アジの刺身 80g
- 卵黄 1個
- 小ネギ(小口切り) 大2
- A【すりゴマ(白) 大さじ1、醤油 大さじ1/2、練り辛子(チューブタイプ) 4cm分】
3ステップで作る「冷やごはん日向飯」
ステップ1. ボウルにAを入れて混ぜる。
ステップ2. アジの刺し身と小ネギを加えて和える。
ステップ3. 器に冷やごはんを盛り、(2)を乗せ卵黄を落とす。