ユニセックスで使えるスキンケアグッズ4つ。化粧品に抵抗がある男性は、まずはここから

前回の「ワンランク上のヒゲケアアイテム」に引き続き、お話を伺うのは、伊勢丹新宿店でコスメのバイイングを担当する吉田俊介さんです。歴史ある名品から最新コスメまで、幅広く教えてもらいました。

「ユニセックス」と「メンズ用」の違いって？

「伊勢丹新宿店メンズ館に来られる客層は、やはり肌が気になり始める30代後半以降の男性が多いです。ただ、スキンケアグッズを使って今の肌質をキープできても“若返り”をするということはありませんから。ケアをし始めるのは早ければ早いほどいいと思います」（吉田さん）

そんな吉田さんの話を聞けば、やはり男性でもスキンケアを怠るわけにはいきません。いきなり自分用のスキンケアグッズを買う前に、まずは奥さんや彼女と一緒に試せる“ユニセックス”のものから始めてみるのもアリかも。

「例えば、男性は顔の皮脂の分泌量が多い。そんな肌質に合わせたメンズ用の洗顔料を女性が使えば、必要な油分まで落としてしまいますよね。男女どちらの肌質にも寄せすぎず、幅広い人に馴染む成分を使っているのが、ユニセックスのスキンケアグッズ。最近は特に、保湿効果が高かったり、美容成分も入っているものが人気ですね」（吉田さん）

夫婦やカップルで使えるスキンケアグッズ4選

1.〈oltana〉の高機能化粧液

「ユニセックスといえば日本の高機能スキンケアブランド〈oltana〉。性別や年齢、肌質に関係なく使えるのがウリです。このクリームは肌のハリを整える美容液成分と、保湿成分が一緒になっているので、一本でひととおりのスキンケアができてしまう。僕も使っていますが、海外出張なんかに持っていくとかなり役立ちます」（吉田さん）

2.〈WOW CREAM〉のオールインワンクリーム

スイスのコスメブランド〈WOW CREAM〉が手がけた、ユニセックスで使えるクリーム。

「伸びがよく、角質にすっと浸透してくれる、こだわりのオールインワンクリーム。アロマオイルのような香りなのでリラックスもできたり。面白いのが、植物由来の成分でできていて、つける人の体温や外気の湿度によって匂いが変化するんです」（吉田さん）

3.〈CAMALDOLI〉のコスメグッズ

フィレンツェでなんと1012年から続く、カマルドリ修道院が手がけるコスメグッズ。左から、天然成分を使ったアルコールフリーのローション、美容液にも使えるハーブオイル、パームオイル入りでつっぱりにくい石鹸。

「ここの修道院では、昔からハーブを栽培していて。今もその技術がハーブオイルや石鹸の形で受け継がれているんです」（吉田さん）

4.〈FIVEISM x THREE〉の日焼け止め

コスメブランド『THREE』から2018年に誕生したメンズ総合コスメブランド〈FIVEISM x THREE〉の日焼け止め。

「薄めの肌色から、日焼けしている肌に合った茶系まで、4色展開で、肌の焼け具合に応じて使い分けられるんです。だから日焼け止めの難点だった白浮きもしにくい。化粧の下地にも使えるので、メンズブランドといいつつ実は女性からの支持も高いです」（吉田さん）