階段を踏み外したとき咄嗟のリカバリー。必要なのは“敏捷性”です|日常生活に必須な6つの力を伸ばす(6)
より快適に日常生活を過ごせるボディになるために挑戦したい、“攻め”の筋コンディショニング。今回は、とっさのときに危険を回避できる「敏捷性」を鍛える2つのトレーニングを紹介。
取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 取材協力/清水 忍
(初出『Tarzan』No.757・2019年1月24日発売)
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敏捷性が問われる危険を回避する力
信号を渡る直前、青信号が点滅したときに迷わず飛び出す力、階段を踏み外したときにとっさに踏みとどまってリカバリーする力。これらは脳と神経がスムーズに連動する敏捷性によって担保される。
いざというときのリスク回避には大いに役に立つが、信号が点滅したら次のタームまで待つのが当たり前、そもそも階段を使わないという生活では、あまり必要とされない能力だ。だからこそ衰えていることに気づきにくい能力ともいえる。
狙ったところに素早く正確に着地をする。あるいは、体軸を保ったまま素早く重心の切り替えをする。こうした筋コンディショニングを行うことで敏捷性を養うことは十分可能。
1. クロスホップ(左2回転+右2回転)
ポイントは、狙った場所に素早く着地すること
- テープなどで地面に十字マークをつける。
- 爪先を揃えてテープを跳び越し、時計回りにジャンプを繰り返す。
※“ただ速く”ではなく、同じ位置に着地すること。
2. イーチサイドシングルホップ(20ジャンプ)
着地時に重心が外に逃げないよう、体軸を中心に保ったまま切り返す
- 地面に50cm幅でテープを2本貼る。
- テープをまたいで跳び越し、片足で着地したら、すぐに反対側の足でテープをまたいで着地。
日常生活で必須。6つの筋力を鍛えよう