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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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発売中のTarzan特別編集の女性向けMOOKから、「くびれ&バスト」を手に入れるためのQ&Aをお届け! なぜ、くびれとバストは崩れるの? 誰にも聞けない6つのギモンを解消しましょう。
目次
運動せずとも食べた分のエネルギーをきっちり消費できるのは、20代前半まで。それ以降はカラダのすべての組織が消費するエネルギーは徐々に落ちていき、余った分が体脂肪としてカラダに溜まっていきます。
最も溜まりやすい場所は、ズバリお腹まわり。お腹には、胸の肋骨のような骨がありません。つまり、フレームがないのでいくらでも脂肪がつき放題。さらに腹筋の衰えでウェストの締まりがなくなり、くびれは失われていくのです。
バストは赤ちゃんのためのおっぱいを作る乳腺と脂肪でできています。このうち中身のおよそ9割を占めるのが脂肪。バストの土台となるのは胸の筋肉で、立った姿勢では、胸の筋肉がバスト全体を吊り下げるような構造になります。
この土台の筋肉の力が衰えていくと、中身の大半が脂肪であるバストは下垂していくばかり。年齢を重ねるごとに皮膚の張りも失われるので、バストの下垂に拍車がかかり、ラインが崩れていくというわけ。
たとえば、炭水化物全部抜き、徹底的なオイルカット。ストイックな食事制限を行えば、確かに体脂肪は減り、体重は減少します。ただし、その結果、くびれができたりバストアップが見込めるかといえば、答えはNO。
ボディの輪郭をビシッと決めるのは、あくまで筋肉だからです。また、運動によってそれなりの筋肉を確保できなければ、代謝が落ち、ちょっと食生活を元に戻しただけでたちまち太る体質に。だからエクササイズです!
定期的なランニングをふだんの生活に取り入れれば、消費エネルギーが増え、有酸素運動系の回路が活発に働いて、太りにくいカラダが手に入ります。ただし、ファンランのレベルでは、まずくびれ効果は期待できないといってもいいでしょう。
マラソンのトップ選手のウェストがあれだけシェイプされているのは、並外れたトレーニングの結果です。とくにお腹の筋肉の力が弱く、腰が落ちたフォームで走っていては、くびれ製造はまず無理。
ラインの崩れ云々よりも小さいバストサイズの方が気になる。とはいえ、エクササイズしてもバストが大きくなるわけじゃなし…。いいえ、本気でエクササイズに取り組めば、バストのボリュームアップは十分に狙えます。
すでに説明したようにバストの土台は胸の筋肉。これは大胸筋という大きな筋肉で、目的によって上部と下部を別々に鍛えることもできます。とくに上部を鍛えればデコルテのボリュームアップに!
断言します。ムキムキになりません。というか間違ってもなれません。筋肉の存在が分かるほどカラダを鍛えるためには、重いウェイトを持ち上げるなど、大きな負荷を繰り返しかけていく必要があります。
ここで紹介するような自体重エクササイズでは、筋肉を目立って大きくすることはまず不可能。また、筋肉が大きくなるのを促すのは主に男性ホルモンです。そもそも女性は筋肉がつきにくい生き物なので、ご安心を。
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリング/高島聖子 ヘア&メイク/大谷亮治 監修/坂詰真二(スポーツ&サイエンス)
(『30日でキレイをつくる 美脚&ヒップ くびれ&バスト 新装版』掲載)