
京王線新宿駅から特急電車に揺られること約1時間。関東近郊では屈指の好アクセスに、リフトやケーブルカー、周辺のショップも充実。都会から自然を求めて、高尾山を訪れる登山客はひっきりなしだ。小さな子どもや体力に自信のない人でも登りやすい1号路がお馴染みだが、吊り橋を歩くコース、沢歩きや滝が楽しめるコース、奥高尾に続く長距離縦走コースなど、実は全部で7つものルートが。初秋の心地いい気温の中、各々のスタイルで山を楽しむ7組をスナップした。
Jakob、Chieko(研究者、国際機関職員)
高尾山口駅前で、これから登るルートを相談中のふたり。探検家のようなハットがよく似合うJakobさんは、スウェーデンから来日中のサイバーセキュリティ研究者。ハットは〈FJALLRAVEN〉、シューズは〈Skråmträsk〉、いずれもスウェーデンのお気に入りメーカーだ。「滞在中、日本のさまざまな山に登っています。今日はよく晴れたので、ふと思い立って高尾山に来ました」(Jakob)
久美子、COCO
山道のベンチでおしゃべりに花を咲かせるふたりは、御年80歳の登山友達。吊り橋からの眺めがお気に入りの6号路を歩いてきた帰りだそう。「山の花が好きだから、高尾山で一番好きな季節は春。満開のすみれやキンランが毎年の楽しみなんです」(COCO)。アウトドアウェアは、吸湿速乾機能に優れたものを選んで揃えているそう。ふたりとも、ピンクが大好き。
Nora(off season)
初めて高尾山に来たという、スウェーデン在住のNoraさん。東京に遊びに来るのは今回で3度目。滞在は残り1週間、下北沢や吉祥寺、高円寺を回って古着を探す予定だそう。〈PLAY COMME des GARÇONS〉のボーダーコットンTに、首元とカバンに巻きつけたスカーフがポイント。過ごしやすい気温の秋口なら、このくらいラフなスタイルでも問題なく楽しめるのが高尾山のいいところ。
Mana、Kotomi、Yamato(公務員)
職場の同僚で、仕事でも山に来る機会があるという3人組。趣味で釣りやトレランもするというYamatoさんは〈Gramicci〉のスイミングウェアを着用。〈Salomon〉のザックを重ね、ポケットにはウォーターボトルと手拭いをしのばせた身軽な装いだが、「今日はトレランはお休みして、みんなでのんびりトレッキングの日」なのだそう。Manaさん、Kotomiさんのゲームシャツは、贔屓にしているサッカーチーム「鹿島アントラーズ」と「川崎フロンターレ」のもの。
Marin、だいち(会社員、スケートショップスタッフ)
「小さい頃によく登っていた高尾山で久しぶりの登山。一緒に来てくれた彼は今日が初めてです」(Marin)。〈Colombia〉のアウターに〈Mountain Hardwear〉のパンツで機能性を重視しつつ、ネックレスやチャームでおしゃれも楽しんでいる。だいちさんは、スケーターブランド〈ANTI HERO〉のTシャツに〈LEVI’S〉のパンツで、ストリートファッションを織り交ぜた。シューズは今日に備えてソールを付け替えた〈NIKE〉の《AIR MAX 95》。
山下千春、イチゴ(会社員、犬)
「普段は裏高尾でトレランが定番ですが、今日は沖縄から遊びにきたパートナーと観光登山です」と話してくれたのは、トレラン歴10年の山下さん。〈UNIQLO〉のラッシュガートに、足元は〈HOKA〉のランニングシューズでシンプルに。観光登山でも、手元にはGPS機能付きのスマートウォッチをつけている。人が多いところでは抱っこをして歩くが、実は柴犬・イチゴもかなり山道を走り慣れているのだとか。
Phan Van Sang(設計者)
この日の最後に会ったのは、「ついさっき40kmのトレランを済ませてきた」と軽快に話すPhan Van Sangmさん。来月には、秩父で50kmを走るレースにも出場予定なのだとか。朝から友人と来ていたが、別行動で各々好みのルートを走った。中国のトレランブランド〈AONIJIE〉のザックに、〈THE NORTH FACE〉のパンツ、シューズはアメリカのアウトドアブランド〈Topo Athletic〉のものを着用。腕につけたブルーのGPS付きスマートウォッチは、スマホと連携してルートを記録できるのが便利。



































