HANAKAとマンチェスター・ユナイテッド | そのユニ、どこの? vol.3
ユニフォームには、選手や監督、サポーターが積み重ねてきた歴史と、その地に根付いたカルチャーが詰まっている。この連載では、ひたむきに一つのチームを応援し続ける人々に注目。お気に入りのユニフォームを纏ってもらい、一途な愛を掘り下げます。第3回は、パリコレクションのランウェイやメゾンブランドのビジュアルなど、ファッションシーンの第一線で活躍するモデルのHANAKAさんが登場。プレミアリーグに所属するフットボールクラブ、マンチェスター・ユナイテッドについて語ります。
取材・文/小川陸 撮影/園山友基
Profile
HANAKA(はなか)/2000年生まれ。モデルデビューからわずか3か月でパリ・コレクションデビューを果たし、数多くのメゾンのショーやワールドキャンペーンに出演するなど国内外で活躍中。現在は日本を拠点に活動し、趣味はフットボール観戦と音楽イベントに行くこと。@iam_hanaka_
なので、せっかくだからと思い彼らを私経由でマッチングさせたら一緒に試合を観るほど仲良くなり、そこに私も加わるようになったんです。それが2021-22シーズンで、最初はルールも選手もよくわからなかったけど、熱狂的に応援している友達とのフットボール観戦がとても楽しいと気付き、どんどんハマって好きになりました。……でも正直に言うと、エディソン・カバーニ(驚異的な得点力と闘志が持ち味の元ウルグアイ代表FW)がカッコよすぎて観始めたのもあります(笑)。
私は、内面も込みで選手を好きになることが多いので、同じく熱心なマンユナイテッドサポーターで今季加入したマテウス・クーニャ(突破力に優れた万能型のブラジル代表FW)も惹かれる選手の1人です。あとは、コビー・メイヌー(卓越した技術とボール保持能力が武器のイングランド代表MF)で、ここ最近は全然起用されずに悲しいですが(注:取材時リーグ戦10試合中、1度もスタメン起用なし)、彼はそれでも腐らず真面目に練習に取り組んでいるのが応援できますね。
この時とは別にパリのパブでもチェルシー戦を観たことがあるんですが、その時は荒っぽいチェルシーのサポーターばかりで、私と初老の男性の2人くらいしか仲間がいなかったので、マンユナイテッドがゴールを決めた時は2人でこっそり喜んだのが良い思い出です(笑)。

ただ、以前ユニフォームでオーディションに臨んだら、担当者の方に「あれ?マンユナイテッドサポーターですか?」と話しかけていただき、仲間だと思ったらグーナー(注:アーセナルのサポーターの愛称)で、それが原因かはわかりませんがご縁がなかったですね(笑)。

ちなみに、2025-26シーズンのサードを購入した理由はデザインももちろん、発表された時のイメージビジュアルがめちゃくちゃカッコよくて!どこか和風なテイストで、いつか私もモデルとして出てみたいです。
2021-22シーズンのアウェイと2022-23シーズンのホームは、どちらも背番号と選手名の無いブランクのユニフォームを買ったんですが、今になって後悔していて(笑)。なので、2023-24シーズンのホームはブルーノ、2024-25シーズンのアウェイはマウント、2025-26シーズンのサードはエンベウモと、絶対に入れるようにしています。
これは、1998-99シーズンのCL(ヨーロッパのクラブが出場する国際大会)優勝を記念した1999-00シーズンのホームです。私が好きな襟付きだし、胸スポンサーのSHARPと優勝を記念したディテールが気に入っていたんですが、最近偽物だと気付き…皆さんもお気を付けください(涙)。

でも何より、ホームスタジアムのオールド トラッフォードは、名試合が多いことから“The Theatre of Dreams(夢の劇場)”の異名を持っている通り、ドラマチックな試合が多いのが魅力。負けるかもしれないと思った試合をひっくり返した時は、観ていて本当に気持ちが良い。夢を抱かせてくれる、素敵なクラブです。
クラブ情報
マンチェスター・ユナイテッド
創設年:1878年
本拠地:イングランド・マンチェスター
愛称:マンユナイテッド / ユナイテッド
1878年にマンチェスターの鉄道員が中心となり前身クラブが結成され、1902年に現在のマンチェスター・ユナイテッドに改称し、これよりユニフォームは伝統的にレッドが基調。1911年までにリーグとカップ戦で5度のタイトルを獲得するも、以降は長い低迷期に突入。そして、1940年代に第一次黄金期を迎え、国内屈指の強豪に数えられるようになった矢先、1958年に選手とスタッフの搭乗した飛行機が墜落する悲劇に見舞われる。この苦難を乗り越え、1960年代に第二次黄金期が訪れるが、世代交代に失敗して1974年には2部降格。しかし、1986年にアレックス・ファーガソンが監督に就任すると、瞬く間に世界的強豪へと成長を遂げ、1998-99シーズンにはヨーロッパ王者を含むトレブル(3冠)を達成。その後、同監督退任以降は14シーズンで11人の監督(暫定含む)を招聘するなど迷走期だったが、今季は復調の兆しを見せている。









