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加齢とともに足は変わる。“今の足”に合うシューズを見つけるコツ。

「成長が止まったら足のサイズも変わらない」は誤解。実は加齢とともに足囲は太くなる。合わない靴が不調の原因になることも。自分の“今の足”に合う一足を見つけるコツと、最新ウォーキングシューズ6選を紹介。

取材・文/神津文人 イラストレーション/ヒライノブマサ 取材協力/アシックススポーツ工学研究所

初出『Tarzan』No.912・2025年10月9日発売

マイサイズを知ることが、シューズ選びの第一歩。

高校生の頃からずっとマイサイズを変えずに大人になった人も多いはず。成長期を過ぎれば足長に変化はないものの、足囲(太さ)は加齢とともに変わっていく。

「男女とも、加齢で足のアーチが崩れて、徐々に足囲は太くなるのですが、50歳を境にその傾向がより強まります」

加齢による足囲変化。

加齢による足囲変化のグラフ

加齢とともに太くなる足囲(親指と小指の根元を結んだ周囲の長さ)。その変化に合わせて、適切なシューズを選びたい。

アシックススポーツ工学研究所調べ

また、食生活などの変化の影響で身長や体型が昔と今では異なるように、同じ日本人でも世代によって平均的な足型が違う。若い世代ほど、男女ともに足囲は細い傾向にあるのだ。

カラダの成長が終わればシューズサイズは同じまま、あるいは自分の足は幅広甲高だ、という思い込みが、シンデレラフィットの靴との出合いを妨げているかも。

足囲の中央値の年代別変化。

足囲の中央値の年代別変化のグラフ

44歳以下の男性の足囲の割合を示したもの(右に行くほど太い)。山のピークが2EからEに変化していることが分かる。

日本皮革産業連合会「2021年 蜷lの足サイズ計測」より

アウトソールの溝の意味を知っていますか?

耐久性を高めるため、厚さのあるラバー素材が使われていることの多いアウトソール。耐久性だけを考えるなら、足裏の全面に貼ればいいわけだが、アウトソールを見れば分かる通り、そうはなっていない。歩くとき、走るときの足の自然な動きを妨げないように、屈曲溝が設けられている。

「着地から蹴り出しまでのスムーズな重心移動をサポートするためのガイド機能を、縦方向の溝に持たせているシューズもあります」

屈曲溝は関節の位置を目安に設けられているが、サイズ選びを間違うと、当然ながら機能が存分に発揮されないので注意すべし。

ビギナー向けランシューズでは、足を曲げやすいように足指の付け根にあたるMP関節の位置に合わせて溝が掘られる場合が多い。

ランニングシューズだけに存在するパーツがある。

着地衝撃が大きい分、ランニングシューズの方がウォーキングシューズよりもクッション性が求められる。また、ランでは大量の汗をかくことが想定されているのでアッパーの通気性も高い。

そして、ランシューズに特有の構造といえば、オーバープロネーション(着地時に踵が内側に倒れ込みすぎること)対策のパーツがあること。着地時に足首が内側に倒れ込むプロネーションは、ウォークでもランでも起こる、自然な動き。

しかし、ランの場合はオーバープロネーションの度合いが大きくなるため、安定性重視のモデルでは、それを抑制するパーツが備わっているケースがある。

オーバープロネーションのイラスト

オーバープロネーションは、膝にかかる負担が大きくなる。

中足部アーチに補強用パーツが入っているシューズのイラスト

踵の沈み込みを防ぐため、中足部アーチに補強用パーツが入っているシューズもある。

正しく歩くために履きたい、ウォーキングシューズ6選。

ASICS WALKING《GEL-RIDEWALK 2》歩く動作に特化して長いウォーキングもバッチリ!
《アシックス ウォーキング ゲルライドウォーク 2》

《アシックス ウォーキング ゲルライドウォーク 2》17,600円。サイズ:ユニセックス22.5〜29.0・30.0cm。カラー:ユニセックス2色。

カーブ形状のソールにより、足首関節の角度変化を抑え、歩行時のエネルギー消費を軽減。前足部のTPU製のプレートは剛性を高め、前に転がりすぎない機能を追求。踵部には衝撃緩衝性に優れた「fuzeGEL(フューズゲル)」を内蔵。WEBサイト

New Balance《Fresh Foam Walking 880 v7》機能性の高さはもちろん履きこなしやすさも魅力。
《ニューバランス フレッシュフォーム ウォーキング 880 v7》

《ニューバランス フレッシュフォーム ウォーキング 880 v7》13,970円。サイズ:メンズ24.0〜28.0・29.0cm、ウィメンズ22.0〜26.5cm。カラー:メンズ4色、ウィメンズ4色。

〈ニューバランス〉のウォーキングシューズを代表するロングセラー。快適に歩くために調整された、ウォーキング仕様のフレッシュフォームX ミッドソールを採用。アウトソールは、足運びをサポートする設計になっている。WEBサイト

Orthofeet《TILOS》好みに合わせて履き心地を変えられる!
《オーソフィート ティロス》

《オーソフィート ティロス》24,200円。サイズ:メンズ25.0〜29.0cm。カラー:メンズ9色。※ウィメンズモデル《ニラ》もあり。

通常のインソールに加え、シューズ内のスペースを調整できるフィッティングスペーサーが厚さ違いで2種、取り外し可能でサポートを強化するアーチブースターが付属。これらを組み合わせ、自由に着用感をカスタマイズ可能。WEBサイト

《ECCO BIOM C-TRAIL》ハイキングや旅にもフィットする機能性。
《エコー バイオム シー トレイル》

《エコー バイオム シー トレイル》29,700円〜。サイズ:メンズ24.5〜29.0cm、ウィメンズ22.0〜25.5㎝。カラー:メンズ6色、ウィメンズ6色。写真はメンズ。

未舗装路にも対応する、ゴツゴツとしたアウトソールを採用、ハイキングシューズ並みの耐久性を備える。通常モデルに加え、メンズ、ウィメンズともに、雨天時にシューズ内部が濡れにくいゴアテックス インビジブルフィット使用モデルも用意される。WEBサイト

《NOSAKA New Walker SWX3》究極の歩き心地を追求。スムーズなライド感!
《ノサカ ニューウォーカーSWX3》

《ノサカ ニューウォーカーSWX3》45,100円。サイズ:ユニセックス21.5〜28.0cm。カラー:ユニセックス20色。

踵部と前足部に衝撃吸収用のEVAクッションが内蔵され、中心部にはスタビライザーを搭載し、踵から爪先までのスムーズな重心移動をサポートするよう設計されている。ポルトガルの工場で、職人の手によって製造されている。WEBサイト

CLARKS《PACE》歩行時のパフォーマンスを最大限に引き出す。
《クラークス ペース》

《クラークス ペース》26,400円。サイズ:メンズ24.0〜29.0cm、ウィメンズ22.0〜25.0cm。カラー:メンズ4色、ウィメンズ5色。

今年創業200周年を迎えた〈クラークス〉が、ブランド初のウォーキング専用シューズをリリース。歩行動作に合わせて設計され、2層構造のミッドソールが着地衝撃を緩衝。踵のブレを抑えるクリップ付きで、安定した歩行ができる。WEBサイト