アーサー・アッシュ(テニス)|ターザンのスクラップブック
真似しようとしても決して叶わない、独自のスタイルを持ったアスリートたち。色褪せない永遠のスタイルアイコンを日替わりで紹介します。
文/トロピカル松村 写真/アフロ

Arthur Ashe (USA), JULY 5, 1975 – Tennis : Men’s Singles Final 1975 Wimbledon Championships in Wimbledon, London, Great Britain. (Photo by Colorsport/AFLO)
アーサー・アッシュ(1943-1993)|アメリカ
(テニス)
まだ人種差別の激しい時代に、アフリカ系アメリカ人として初めて国別対抗戦デビスカップのアメリカ代表に選ばれ、黒人の男子選手として初めてテニスの4大大会を制した。紳士的で高潔な人柄で人気を博したが、1988年に心臓手術を受けた際に輸血の影響でエイズウイルスに感染。晩年には黒人アスリートの学業・雇用支援をする団体や、エイズ撲滅団体を創設。彼を称え没後に建てられたアーサー・アッシュ・スタジアムは、世界最大のテニス競技場。全米オープンテニスのセンターコートとして、毎年使用されている。