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依存症にならないために&なってしまったら? 4つのキーワードで知る対策法

アルコール依存症 ニコチン依存

知らず知らずに陥る依存症の世界。そもそもならないために、そして沼にハマりそうになったら? 4つのキーワードから対策を探る。編集部員の克服体験談も!

ハームリダクション

近年、欧米で見られるようになった薬物対策の新たなアプローチ。ハームリダクションを直訳すると「被害の低減」で、その使用を中止することが不可能な場合の、薬物使用のダメージを減らすことを目的としたプログラムとその実践

つまり、薬物の使用量の減少や中止を主目的とするのではなく、ダメージを防ぐことに焦点を当てるというものだ。

アルコール依存症 ハームリダクション

最近では、軽・中等症のアルコール依存度の人が減酒をすればそれだけ害が減る、重症な人は簡単に断酒できないので減酒から始める、という考え方も。

たとえば、複数の人が同じ注射器を使い回すことで起こる感染症を防ぐために、清潔な注射器を渡してよりリスクが低い薬の使い方を指導する。食事を提供したり生活の相談にも乗る。

日本でもこの潮流の影響を受け、2017年、久里浜医療センターでは減酒外来が開設された。禁酒でもなく断酒でもなく、より幅広いアルコール対策が広がりつつある。

数値化とモニタリング

依存薬物がアルコールの場合、自分で飲んだお酒を純アルコール量に換算してモニタリングする。

純アルコールの割り出し方は以下の通り。【飲んだお酒の量(mL)×アルコール濃度(度数を100で割った数値)×0.8(アルコール比重)】。500mLのビールを2本飲んだら、1000×0.05×0.8=40。

アルコール依存症

いつどこで飲んでも、自分が飲んだ量は必ずレコーディング。または会計を別にしてでもレシートを死守。1日の純アルコール量を追っていこう。

厚生労働省が適正な飲酒量としているのは純アルコール量で1日20g。ビールならロング缶1本、日本酒なら1合、焼酎ならグラス2分の1杯。多量飲酒の定義は1日60g以上なので、間違ってもこの数値を超えないようにモニタリングしていこう。

カフェインの場合は1日100mgを超えないようにするのが目安。ちなみに喫茶店のレギュラーコーヒー1杯のカフェイン量は約50mgだ。

中断テスト

依存症に陥っていないことを確認しつつモニタリングを進めていくために、大好きなアルコールやコーヒーを定期的に断ってみよう

アルコール依存症 中断テスト

一般的な休肝日は週1日? いや、依存症か否かをチェックするためにはそれでは意味がない。アルコールなら連続2日、カフェインなら連続3日必要だ。

アルコールなら休肝日を連続で2日間とるというのがポイントだ。というのも、離脱症状が表れるのは最終飲酒から24〜48時間以降

1日だけの休肝日では症状が表れないかもしれないからだ。2日間で手が震えなかったり、汗をかかなかったり、夜しっかり眠れたらまだアルコールとうまく付き合っているという証拠。

コーヒーの場合、1日100mg以上のカフェインを常飲している人は3日間程度コーヒーを抜くと、頭痛や不快感、気力低下が起こるといわれている。もしそんな症状が出たらカフェイン量を減らすか不眠を避けるため午後はコーヒーを口にしない。

自助グループ

アルコール依存症 自助グループ

同じ悩みを持つ者同士が定期的に集まって語り合い、悩みや課題を受け入れて支え合う。現代の自助グループの多くがAAのモデルを踏襲している。

1935年のアメリカ、アルコールの乱用で人生に行き詰まったビジネスマンと外科医がお互いの情けない過去を毎晩のように暴露し合い、アルコールをやめることに見事に成功。こうして世界初の自助グループ、〈アルコホリック・アノニマス(AA)〉が誕生したという。

当事者たちが支え合って問題を乗り越えていくこの仕組みは世界中に広がり、現在では他の薬物依存にも対処する自助グループが立ち上げられた。1985年には日本初の薬物依存症当事者による回復支援団体〈ダルク〉が設立されている。

薬物使用で周りに迷惑をかけてもやめられない人は孤立した状態の人が少なくない。同じ問題を抱える人同士の語り合いが癒やしにもなり、そこに希望が見出せることも。

私はコレでニコチン依存をやめました

ライターFの場合

アルコール依存症 ニコチン依存

最初に口にしたのはショートホープでゲボゲボむせ返ったことを覚えています。以来30年以上、銘柄は変わったものの、1日2箱のルーティンを守ってきた私です。

ところがある日、コンビニに行くと私の銘柄だけがブランクで、2軒3軒と探索しても同様の結果。そのうち「販売中止」の噂が。銘柄を変える? 今のうちに買い占めて節煙する? 

いや1箱600円×2×30日で3万6000円じゃん! 高級寿司食えるじゃん! 憑きものは去っていきました。

編集Tの場合

ゲーム依存

きっかけはSNSに流れてきた広告でした。3Dキャラの戦争ゲームに男心をくすぐられアプリをDL。

世界中の重課金勢に燃やされまいとアイテムをポチポチするうち、上位ランカーに。チャットで各国語で崇められるのが快感でまたポチ、重課金者の仲間入り。

カード請求に毎月ビクビク、妻にも言えず。昼夜逆転のそんな生活を3年超。ゲームが過疎化したのをきっかけにふと正気に返り、きっぱりアプリを削除。テクだけで楽しめないソーシャルゲームは危険です。

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