ベルリンの泥まみれ必至の障害物レース『Obstacle City Run』

世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回はベルリン市内のオリンピアパークを会場にして2022年から始まった障害レース『Obstacle City Run』について。

edit: Takashi Osanai

初出『Tarzan』No.868・2023年11月2日発売

障害レース Obstacle City Run ベルリン

ベルリーナーの秋の楽しみ『Obstacle City Run』

市内のオリンピアパークを会場にして昨年から始まった障害レース『Obstacle City Run』。エントリー者が倍増した今年は2500人が参加して開催された。

障害レース Obstacle City Run ベルリン

コースは10個の障害物がある3km、21の障害物がある6km、31の障害物がある12kmと3つを用意。

いずれも木製のクライミングタワーや、ウォータースライダー、水濠などの障害物が設置され、ランナーたちは汗だくどころか全身びしょ濡れ泥まみれになって激走していった。

障害レース Obstacle City Run ベルリン

最長12kmもある障害物レースを完走するには、個人の挑戦心に加えて、一緒にコースをクリアしていこうとする参加者同士の助け合いも大切になる。

しかし全員が本格派というわけでもなく、なかには父子で参加するほのぼのとする姿なども。ストイックすぎないところが本レースの醍醐味なのだ。

だからフードトラックやテンションを高めるDJプレイもあって雰囲気はスポーツの祭典という感じ。「楽しさと筋肉痛を保証する」というオーガナイザーの言葉通り、秋の一日を全身で楽しむイベントなのだ。

WRITER/COORDINATOR

URAE YUMIKO/東京都出身、ベルリン在住。ヨーロッパ各地のライフスタイルやデザイン、アートに関する取材や執筆を行う。現在発酵食品にハマリ中。