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GPS+HRM、マルチスポーツ対応、最新《G-SQUAD》
「《G-SQUAD(ジー・スクワッド)》は、《G-SHOCK(ジー・ショック)》のタフさに加え、ワークアウトに役立つ機能を持つモデルです」 と語るのは、〈カシオ計算機〉の吉井正勝さん。
日本が生んだグローバルモデルの名機《G-SHOCK》の開発チームに所属。今回の《G-SQUAD》の改良に携わったリーダーである。
衛星測位のGPS、心拍数計測のHRM機能を持つ、マルチスポーツ対応の《G-SQUAD》。
「今回の《G-SQUAD》の改良テーマは、激しい運動でも腕の動きを妨げない、小型化と軽量化です。GPSアンテナをケースに内蔵することで小型化、そして裏蓋の素材をカーボン強化樹脂に替えることで、前モデルの101gから、38gの軽量化に成功しました」
わずか38gだが、実に4割近い減量である。重量はなんと、63g! 構造が複雑になっても20気圧防水というハードルはクリアしている。 ラン、バイク、スイムといった基本のアクティビティはもちろん、ジムでのワークアウトにも対応。
バッテリーは、GPSとHRMを駆使するアクティビティ時で16時間。通常使用では最長2か月だという。
「腕の動きを検出するジャイロセンサーで、プールでの泳法の違いやターンも検知します」
つまり、1コメ(100m個人メドレー)まで正確に記録できる! と、とてもこのページだけでは紹介し尽くせない機能が《G-SQUAD》に満載されている。 対応アプリは『CASIO WATCHES』。 アクセスして同期すれば、サクサクと操作できる。あとは、あなたの腕に装着するだけ!
進化した《G-SQUAD》の特徴
夜間や荒天時など、暗い場所でも《G-SQUAD》のデータを確認しやすい、高輝度フルオートLEDバックライト「スーパーイルミネーター」。
GPS機能に加え、光学式センサーによる心拍数計測(HRM)、カラダの動きを感知する加速度およびジャイロなど6つのセンサーを内蔵。
時計の背面からUSBケーブルで充電する。充電量が減っても、液晶周囲のソーラーセルで充電、時計機能の駆動は可能だ。
ラン(ウォーク、トレランを含む)、スイム(プール、オープンウォーター)、バイク、ジムトレ(インターバルを含む)と、8つのアクティビティに対応。
操作性を高め、かつ装着性に富む「クロスフレームデザイン」を採用。さらに各パーツを見直し、軽量化、薄型化、小型化を実現している。
バンドとウレタンベゼルには、環境に配慮したトウモロコシなど植物由来の「バイオマスプラスチック」を使用している。
《G-SQUAD》の使命は“心身ともにタフに!”
“落としても壊れない、タフな時計”として《G-SHOCK》が誕生したのは40年前。 《G-SHOCK》は、“時計は繊細な精密機械”という常識を打ち破り、世界市場を席捲する。
この《G-SHOCK》の系譜を、スポーツアクティビティの場で体感できるのが《G-SQUAD》。GPSとHRMを搭載した《G-SQUAD》初号機は、2020年の春に誕生。それから2年半をかけ、今回バージョンアップする最新《G-SQUAD》が完成する。
「《G-SQUAD》は、運動をするすべての人たちのユーザーフレンドリーを目指して進化します。タフさの象徴である《G-SHOCK》を名乗る以上、《G-SQUAD》を使う方たちにも、心身ともにタフでいていただきたいのです。そうしたサポートが《G-SQUAD》の使命です」(吉井さん)
1980年発売|G-SHOCK DW5000-C
1983年に登場した初代《G-SHOCK》は、“落としても壊れないタフな時計”と北米で評判になり、一気にグローバルブランドとなる。タフさの秘密は、時計の心臓部であるモジュールを、硬軟のパーツで包んで保護する耐衝撃構造にある。
2020年発売|G-SQUAD GBD-H1000
《G-SHOCK》の耐衝撃構造を継承し、HRMとGPSを搭載した最初の《G-SQUAD》。誰もが知る《G-SHOCK》が、マルチスポーツに対応するGPSウォッチに進化した画期的モデルで、今回紹介する最新《G-SQUAD GBD-H2000》の原型。
夢のタッグで実現。最新トレーニング分析!
最新《G-SQUAD》を語る際、特筆すべきは、トレーニング分析の機能だ。トレーニング時だけでなく、就寝時にも《G-SQUAD》を装着することで、睡眠の質やリカバリーの指標まで表示することが可能だ。
「心拍数計測のパイオニアであるポラール社のトレーニング分析のアルゴリズムを採用しました。ポラール社が、自社以外にアルゴリズムの使用を認めるのは、世界初です」(吉井さん)
トレーニングの世界では、“事件”なのだ!
心身のリカバリー状況NIGHTLY RECHARGE™
睡眠時に《G-SQUAD》を装着することで、睡眠時間や自律神経の状態を自動計測してくれる。運動や日中に受けたストレスからの睡眠によるリカバリー状況をモニタリングできる!
基本機能に加え、トレーニング分析まで
走った軌跡や距離、時間、高度の変化や心拍数をアプリ上で確認できる。さらに最大酸素摂取量(ランニングインデックス)、心肺にかかった負荷(カーディオ負荷)も測定する。
消費された栄養素の割合を表示する機能も!
行ったトレーニング内容から、消費された栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の割合を示す「ENERGY USED」も表示可能。効率よく絞る目安として使えるのだ。
G-SHOCK G-SQUAD GBD-H2000
小型化、薄型化、軽量化に加え機能も進化、HRMとGPSを搭載した最新《G-SHOCK G-SQUAD GBD-H2000》。
マルチスポーツギアのみならず、心身のコンディションのモニタリングにも駆使できる。前出のカラーは「YELLOW GREEN」。各55,000円。
専用アプリ『CASIO WATCHES』
《G-SQUAD》の計測データはBluetooth®で、スマートフォンの専用アプリ『CASIO WATCHES』への通信接続が可能だ。