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筋トレは“頑張らない”がモットー。筋肉図鑑 vol.51|長谷川寛

トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。第51回はフィジークでの優勝歴もある、外資系企業勤務の長谷川寛一さん。

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【今回の筋肉】長谷川寛さん
長谷川寛さん

身長171.0cm、体重67.1kg、体脂肪率9.3%、骨格筋量34.9kg。1994年生まれ。学生時代は陸上競技に励む。2020年に初出場したボディコンテスト『FWJ Blaze Open』のメンズフィジーク・ノービスで優勝。ユーチューブ『会社員ひろ』ではフィットネスライフを公開。

筋トレは“頑張らない”がモットー。これを裏打ちするのはビジネスで挫折した経験です。社会人になりたての頃は「長時間働けば何らかの成果が出る」と思い込んで仕事に打ち込み、心身を壊し会社をドロップアウト。

一つのことに一気に全力を注いでしまうと継続性を損なうと痛感しました。ニートになった2019年、SNSで筋トレを始めた友人の投稿を見て、何とはなしに鏡に自分を映すと貧弱な男の姿が(笑)。それが鍛え始めたきっかけです。

当初、筋トレの頻度は1時間×週2〜3日、それ以上はやらないと決めていました。「もっとやりたい」時も、その欲をグッと我慢。もっと頑張れる余力を残すことが継続の肝であり、筋トレを楽しむ秘訣。1時間の濃度も高くなると実感します。

長谷川寛一さんの【大胸筋】

長谷川寛さんの大胸筋

重視する種目はベンチプレス。「立体的に仕上げるべく動作中も気を抜かないように。今は130kgがマックスです!」。

長谷川寛一さんの【広背筋】

長谷川寛さんの広背筋

背中トレの日は最初に懸垂を。「マシンを駆使する以上に自体重をコントロールできることが重要というのが持論です」。

長谷川寛一さんの【大腿四頭筋】

長谷川寛さんの大腿四頭筋

鉄板はスクワット。「前腿・裏腿・お尻も鍛えられるのでやらない理由がない。深くしゃがめる重量を扱うのが大事」。

筋トレ前には必ず動的ストレッチを

今は週6日、ベンチプレス懸垂などの基本的な種目を中心に。また筋トレ前には必ず動的ストレッチを行います。昔から運動とストレッチをセットでやっていたので、柔軟性を保つためケアする習慣がありました。その甲斐あって筋肉もバランスよくつけられたのかもしれません。

フィジークで勝てるカラダになる以上に健康体でいたい。心とカラダの調子を整える筋トレと食事を追求したいです。今のモチベーションは人の健康寿命に貢献することです。

人生100年時代といわれますが、カラダが壊れたら心も死んでしまう。逆も然りです。カラダが元気になれば心も元気になる。そうすると自分のやりたいことに向けて頑張ろうと思える人が増えてもっと楽しい世の中を作れると考えています。

そのための一つのアプローチとして、真の健康体を手にするまでの過程をSNSや動画で発信する。自分のカラダが大きくなったり強くなることより、見てもらった人に「俺も頑張ろう」と思ってもらうことが今の僕には何より嬉しいです。

取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央

初出『Tarzan』No.821・2021年10月21日発売

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