デザイン性で即買い。家に置きたい〈TECHNOGYM〉のメディシンボール
『ターザン』編集部員が本気で気になったアイテムを紹介する連載「編集部のみっけもん―EDITOR`S CHOICE」。今回は〈テクノジム〉のメディシンボール《スラムボール》。
text:Tarzan photo:Tomoo Ogawa
初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売
デザイン性で即買い決定。
809号の腹筋特集で取材させていただいた中垣征一郎コーチ。「腹」をプレーに活かすトレーニング法にはまだまだ続きがある。コーチの著書にその内容は詳しいのだが、元球児として、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手を育てただろうトレーニングは、ぜひ経験しておきたい。
そのトレーニングに必要なのはメディシンボール。動きながら体幹に負荷をかけられるので、パフォーマンス向上に大いに役立つ。しかし、いかんせん家に置いておきたくないデザインばかり。
“なんかいいものはないもんか”とモヤモヤしていたある日、仕事でイタリアのフィットネスブランド〈テクノジム〉に行き、あるギアの即買いを決心した。それがこの黒い球体、《スラムボール》である。
「不安定さ」と重さのいいとこ取り。
見た目は普通のメディシンボールかと思うが、そこはテクノジム。中には砂がおそらく容積の8割ほど入っていて、振り上げたり、投げたりするときにその砂がいい具合に動く。体幹トレにとって最高の刺激である「不安定さ」とメディシンボールの重さのいいとこ取りができてしまう。
さらに嬉しいことにボールを包む“ガワ”が硬質で地面に叩きつけてもビクともしない。これで中垣トレーニングが実践できる。完璧だ! と思っていた。しかし、問題が一つ。コロナ禍の今、野球の試合で成果を確認する機会が作れない。日常が戻るもう少し先までスラムボールを振り回す日々が続きそうだ。