〈HOKA ONE ONE〉のシューズはどうして快適なのか。
プロ・ランニングコーチの金哲彦さんが〈ホカ オネオネ〉のシューズを履くようになったのは、テレビ番組の企画でウルトラマラソンに挑戦することが決まったときだった。
解説
「距離100km、高低差が1500mのウルトラマラソンに向けて、たくさんのシューズを買って試してみたんです。クッション性が高く、特に下りでの印象が良くて、レースに挑むシューズとして〈ホカ〉を選びました」
多くのランナーが厚底シューズを選ぶ昨今。さまざまなメーカーが厚底シューズを展開しているが、〈ホカ〉には一日の長がある。
「〈ホカ〉がスタートしたのは2009年。一貫して厚底シューズを作っています。哲学、ポリシーを持って作られているので、とても完成度が高いんです」
徹底的に走りやすさを追求していて、履く人を選ばない、と金さんも太鼓判を押す。
「分厚いミッドソールが着地衝撃を吸収してくれて、揺り籠のような形のソールが体重移動をスムーズにしてくれます。さらにミッドソールがバケットシート型で安定性もある。従来のシューズは素材の進化に頼っていた部分があると思うんですが、〈ホカ〉のシューズは、3つの機能をベースにした構造でランナーを手厚くサポートしてくれます」
3つの名品に共通する3つのテクノロジー 。
① 自然な体重移動を促すメタロッカーテクノロジー/爪先と踵の高低差、いわゆるオフセットを小さくしながら、爪先と踵部分を滑らかに削ぎ落とした揺り籠のようなソール形状を採用。車輪のようなローリング運動を導き、着地から蹴り出しまでの体重移動をスムーズにする。
② 軽量でボリュームあるミッドソール/現在は主流となっている厚底シューズのパイオニア的存在が〈ホカ〉。従来のランニングシューズと比較して、かなりボリューミーでありながら、非常に軽量なミッドソールを採用。抜群の衝撃吸収性が、足を守ってくれる。
③ 足を包み込むバケットシート型ミッドソール/足を包み込むように左右も巻き上げたバケットシート型のミッドソールにより、足とシューズを一体化。踏み込んだ際の縦横のズレやブレを防ぎ、高い安定性をキープ。足が過度に倒れ込むオーバープロネーションも抑制してくれる。
名品の春の新作、あなたはどれを選ぶ?
《クリフトン 7》|ジョグからレースまで。幅広いシーンで活躍!
数々の業界賞受賞歴がある《クリフトン》は、ブランドを代表する人気モデル。分厚いミッドソールによる高いクッション性、想像以上の軽量性、ロッカー形状によるスムーズな足運びという〈ホカ〉らしさが存分に味わえる。最新作はアッパーの快適性が増し、プルタブの採用で着脱が簡単に。前作より約8g(メンズ27cm)軽量化した。
《リンコン 2》|スピードを求めるランナーも満足できる!
厚底ランニングシューズでありながら、片足約218g(メンズ27cm)という軽量性を実現した《リンコン》。ソフトでスピーディな走り心地は、ランナーをもっと走りたいという気持ちにさせてくれる。中・上級者のレースやスピードトレーニングに対応可能。足を守るクッション性と、記録更新のための速さの両方を求めるランナーも満足できるはず。
《ボンダイ 7》|抜群のクッション性。とにかく足にやさしい!
〈ホカ〉のロード用ラインナップの中で最もクッション性に優れている《ボンダイ》。快適な履き心地とシンプルなルックスが支持され、タウンユース用シューズとしても人気が高い。最新作は、履き口まわりに形状記憶フォームのアンクルパッドを搭載。足首をソフトに包んでくれる。前作よりも約7g(メンズ27cm)の軽量化に成功。