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チューブトレの負荷設定のやり方は?|上半身トレの行列ができる負荷相談所⑦

チューブだって負荷をきちんとセッティングすれば、ダンベルトレに負けないトレーニング効果がある。

年300回筋トレを行うコンディショニングスペシャリスト・桑原弘樹さんが、負荷に関する相談所を開設。今回のお悩みは、チューブを使ったトレーニングの負荷設定について。

教えてくれた人
所長・桑原弘樹さん
所長・桑原弘樹さん(くわばら・ひろき)/コンディショニングスペシャリスト。100人以上のトップアスリートにコンディショニングやボディメイクを実践指導。NESTA JAPANでPDAを務める。

Q. チューブの負荷設定のやり方が知りたいです。

A. チューブも基本は同じ。ダンベルにない利点も多い。

──チューブトレとダンベルトレで違いがありますか?

 ダンベルの負荷は、地面に対して垂直方向にかかる。そのベクトルからズレると効果がガタ落ちなので、フォーム作りが大切になる。チューブでもフォームは重要だが、チューブはゴムの張力が負荷なので、垂直方向からズレても問題はない。しかもチューブは力を緩めると固定点に戻ろうとするから、フォームが安定しやすく、落下などで怪我をする恐れもない。

──いいことずくめ。負荷設定も同じでいいんですか?

 うん、同じでいい。10回×3セットでオールアウトできるよう、チューブの太さ長さを調整しよう。太ければ太いほど、短ければ短いほど、強度は上がる。さらにちょっとしたポイントを守ると、さらに効き目が上がるよ。

──それって知りたい!

 ダンベルの重さは最初から最後まで変わらないのに、チューブは伸ばすほど負荷が上がる。伸ばし切ってから1カウント止めると、強い刺激が筋肉に入って効果的だ。

──ダンベルトレ以上に効きそうです。早速やってみます。

取材・文/井上健二 イラストレーション/村上テツヤ

初出『Tarzan』No.806・2021年2月25日発売

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