糖質オフ食品、本当に美味しいのは? ターザンのトレーナーと管理栄養士が徹底レビュー(おやつ部門)
糖質オフはブームではなくもはやスタンダード。それを象徴するように世に溢れる低糖質食品たち。本当に美味しいのはどれか? どう食べると美味しいのか? 取り寄せて実食してみました! 今回はダイエット中の我慢もほどほどに、賢く食べたいおやつ部門!
取材・文/廣松正浩、黒田 創 撮影/小川朋央 イラストレーション/林田秀一 取材協力/齊藤邦秀 取材協力・スタイリング/美才治真澄
初出『Tarzan』No.804・2021年2月10日発売
チョコもあんこも我慢しない!
低糖質を謳う食品、飲料が増え続けている。当社比何%オフとか、糖類ゼロとか、いかにも説得力のある商品の数々だが、果たして美味しいのか? 成分はどうなっているのか?
普段から本誌で糖質に鋭い目を光らせる双璧、トレーナーのサイトウと管理栄養士のビサイジを年末某日、都内スタジオに招聘し、片端から試食してもらい、偽らざるところを吐露してもらった。その声を拾いつつ、本誌おなじみのライター、ヒロマツとクロダもお相伴である。
品評するのは私たち!
おやつ部門の4商品。
セブンプレミアム 糖質50%オフのロカボドーナツ(セブン-イレブン)
ドーナツ欲が出たらとりあえずこちらを。
「美味しさは保ちつつ糖質控えめ。軽い食感で一般的なドーナツよりむしろ食べやすいです。この味で1個194kcalも驚きですよ」(サイトウ)。糖質50%オフ(※)を実現しながらも美味しさにもこだわったドーナツ。生地に牛乳を練り込んだコクのある味わいが特徴。100円(税抜)。セブン-イレブン・ジャパン 公式サイト。
※ 日本食品標準成分表2015年度版「ケーキドーナツ」と利用可能炭水化物にて比較(100g当たり)
もち麦のチョコロール(ローソン)
あまりに美味しく、奇跡の低カロリー。
「普通のチョコクロワッサンなら400kcalぐらいあってもおかしくないのに、これは驚きの低カロリーです。文句なく美味しいし、食物繊維がたっぷりなのも好印象!」(サイトウ)。チョコスティック1本をまるまる包んだチョコ生地にもち麦粉を練り込んであるが、エネルギーは234kcalに抑えた。糖質14.9g、食物繊維7.6g。134円(税抜)。ローソン 公式サイト。
糖質10g以下のお菓子 ノンフライスナック トマト&バジル(無印良品)
小麦粉なしでも食感◎。スナック一押しはこれ。
「食感も食後のお腹のたまり具合も重たくなく、サラッと軽いのでいいですね。サクサク感も好み。仕事中の小腹が空いたときにオススメ」(クロダ)。トマトとバジルでしっかり味付けしたノンフライスナック。小麦粉ではなくおからや小麦ふすまを使い、糖質を1袋10g以下に抑えている。139円(税抜)。無印良品 公式サイト。
糖質86%カットのどらやき(シャトレーゼ)
どらやきなのに糖質は1個当たり5.3g!
「どら焼き特有の重さがなく軽いスイーツ感覚。レンチンするとしっとりしてより美味しくなる」(ビサイジ)。砂糖の代わりにエリスリトールを、小麦粉の代わりに食物繊維や大豆粉を使用し、ふんわり生地に。餡は自家炊き餡の煮汁を使用し、旨みを保ちながら糖質を1個当たり5.3gに抑えた。160円(税抜)。シャトレーゼ 公式サイト。
興味の湧いた商品があれば、ぜひお試しを。ぐっと来るものに出合えるかも!