鹿島絵里漢方薬店kampo’s薬剤師・博士(薬学)
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漢方でつくるヘルシーボディ
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2021.01.14

お酒を飲んだ後の不調を和らげる漢方薬3選

新年あけましておめでとうございます。漢方医学的視点からカラダづくりを応援する「漢方薬店kampo's(カンポーズ)」薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。

皆さまお酒はお好きですか? 私は好きです! 冬は熱燗や焼酎のお湯割りが最高と思っていましたが、昨今お洒落なホットワインなんかが自宅でも簡単に作れるようになってきて、乗っかってるミーハーです。

さて、そんなお酒との付き合い方で誰もが気になる深酔いや二日酔い…。「お酒はほどほどに。適量を飲みましょう!」と職業柄言ってはいるものの、そこをなんとかいっぱい飲んじゃった時に助けてくれるアイテムはないのかいと、これまた職業を活かして探しちゃう(笑)。

ありますあります、ありますよ!! お酒が好きな人に好相性の漢方薬。お酒を飲んで気持ち悪い、頭が痛い、浮腫むなどなど、種々の症状に有効な漢方薬3選、ご紹介いたします。

赤ワイン

① 翌朝の浮腫みや頭痛には五苓散(ごれいさん)。

体力・体質を特に選ばず、どなたにでも飲んでいただけます。お酒がカラダの中で「水毒」に変わって悪さをするので、この水毒を追い出しましょうという漢方薬です。翌日の頭痛には効果てきめん!! 普段から浮腫みやすい方には特にいいかも。

② 顔色が赤くなったら黄連解毒湯(おうれんげどくとう)。

熱を冷まして毒を消すというお薬ですが、お酒を飲むと顔や体が赤くなるという方に好相性です。体育会系のお酒の席なら間違いなくこれでしょう。とっても苦いので初めて飲む場合は覚悟を。

③ 吐き気やムカムカには半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)。

こちらは酔いが吐き気や胃もたれになって表れやすい方に向いています。胃腸があまり丈夫ではない方、また普段から胃腸に負担をかけている方にはこれが適しています。ストレス社会の飲み会(今は自粛ですが)におすすめの処方。

頭痛に悩む女性

どのお薬も、お酒を飲む前、寝る前、飲んだ翌日に服用できます。私は飲む前に半夏瀉心湯、寝る前と翌日は五苓散という組み合わせがベストです。体質や症状に合わせて上手に使ってみてください。

ただし! 漢方薬を使ったからと言ってスーパーマンになれるわけではありません。やはり適度な量、飲み方を忘れないでくださいね。


鹿島絵里
漢方薬店kampo’s薬剤師・博士(薬学)
1981年山形県生まれ。漢方や薬膳の専門の知識を分かりやすく、西洋医学と東洋医学のいいとこ取りでお伝えしていきます。

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