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スポブラにミニスカート、そしてお団子ヘアがトレードマーク。そんな人気YouTuber芸人は、テーマソングを流しながら主人公になった気分で走ります。
2019年後半からお茶の間で見る機会が一気に増えたYouTuber芸人のフワちゃん。スマホが取り付けられた自撮り棒を片手に、どんな相手にも忖度なく接する姿は、もはやお馴染みの光景になりました。
そんな彼女、実は小学生の頃からスポーツが大好き。水泳、バスケ、陸上とさまざまな種目を経験した過去を持ちます。そして、2年前から取り組んでいるのが皇居ラン。仲の良い女芸人同士でLINEグループをつくり、不定期に走っているとか。でも、一体どういった経緯で皇居ランをするようになったのでしょうか。
発起人は私とAマッソの加納さん。最初は「痩せたいから走ろうや」ということで集まったんです。でも、走ってる最中に気づいちゃったの。「これ、みんなで居酒屋に行くより良くない?」って。
お金をかけずにお喋りできて、しかも健康的。めっちゃいい遊びを見つけたなっていう感じです。でも、ずいぶんと時間が経ったけど誰も体型が変わってない(笑)。
私は途中まではみんなと仲良く走っているんだけど、最後の1キロだけは全速力。いつもみんなを置き去りにしてる。
なぜかというと、スポーツってただ楽しいだけじゃなくて、そこに負荷がかかることで思い出になるから。ほら、筋トレが好きな人って負荷が大好きじゃないですか。あれも思い出づくりなんだと思う。
私自身、バスケをやってたときはめちゃくちゃしんどかったけど、ゆるゆるやっていたら絶対に思い出さないもん。だから、最後だけは自分にこれでもかと負荷をかける。もしかしたら、私に気を遣ってみんなが追い抜かさないだけかもしれないけど(笑)。
皇居ラン以外でも一人で走ることがあるんですけど、そのときは目の前にカメラがある想定なんです。それで音楽を流すと、自分がMV(ミュージックビデオ)の主人公みたいに思えてきて、すごくテンションが上がる。だから、歌姫系の曲が好きかも。
たとえば「Side To Side」という曲では、アリアナ・グランデがエアロバイクを漕ぎながら歌ってるんですけど、それになりきる感じ。自分がフォーカスされる気がして、何をするにも自信が湧いてくるし、ちょっとつらいことがあっても悲劇のヒロインだって思えちゃう。「この状況、恋愛リアリティショーだったら絶対使われてるじゃん!」って。主演=私、視聴者=私みたいな。
あと、私、すごく単純だから「速く走りたいな」と思ったら、ビートが弾んでいるアゲアゲな曲を聴くことが多いんです。そうすると、なんとなく速く走れた気になる。
マドンナの「Bitch I’m Madonna」はサビだけテンポが変わるから、そこだけペース変えてみたりするとすごく楽しい。ラストスパートには、シアラの「Level Up」がぴったり!
服装についてよく聞かれるんですけど、昔から運動ばかりしていたからスポーティーなものが好きなんです。ジャージやベンチコートなんて中学生の頃から着てるし。そこにシノラーとか、ミニモニとか、ビビアン・スーとか、思春期の頃にテレビで憧れていた人たちの要素が入って今の私のスタイルがある感じ。
もちろん、ふんわりした服を見て「かわいい!」って思うこともあるんだけど、自分が着て似合うものじゃない気がして。
私は自分のいやらしさのないポップな体が好きなんです。シックな服が好き、カジュアルな服が好きっていうのと同じで、肌を出すのが好き。だから、スポブラも見せる。自分が最高と思える服を着まくればいいと思う。
ただ、最近は食べ過ぎでお腹にお肉が乗っかっちゃってるから、筋トレを頑張りたいなって思っています。
本当なら食事制限もすればいいんだろうけど、私はおもちゃ屋の前で泣いている子供とまったく同じで自分の欲を我慢できないから、すぐに食べちゃう。
でも、痩せている私の方がかわいいと思うから、まずは「ビリーズブートキャンプ」のビリー隊長の連絡先を聞くところからはじめようかな! それでYouTubeでコラボするの。踊っているところに私が乱入して、「もっと頑張るんだ!」って応援する。
あと、『Tarzan』もたまに読んでみよっと。
フワちゃん/東京都生まれ。八王子市出身。学生時代、ギャルの友人から芸人になることを薦められて芸人デビュー。コンビで活動するも、お偉いさんに悪態をついたことが原因で事務所を解雇に。その後、Instagramに投稿していたコラ画像を見た友人から声がかかりYouTuberデビュー。以後、フリーのYouTuber芸人として活動している。
取材・文/村上広大 撮影/玉村敬太