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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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肩、腰に特段負荷のかかるその道のプロたちは、どのようにその不安を克服しているのか。
オーケストラで堂々たる存在感を放つコントラバス。個体差はあるものの全長約180cm、重量20kg程度とまさしく“大物”だ。都響(東京都交響楽団)で活躍する髙橋洋太さんは語る。
「演奏中はどうしても歪な姿勢になってしまいます(苦笑)。オーケストラでは高い椅子に座り、左手で弦の高い位置を押さえ、右肩をグッと落として弾きます。楽器も大きいので、カラダを上手に使わないと腰痛から免れられません」
演奏中に使わない筋肉を動かし、バランスのとれたカラダを目指してジムに入会。トレーナーに師事してウェイトトレに注力している。
「以前は本番が続くとひどい腰痛で朝起き上がれなくなることもありましたが、最近は滅多にないんです! 血流が改善されてカラダの動きが良くなるので、本番当日の朝にジムに行くことも多い。筋トレを始めてから演奏中の姿勢の乱れにも自覚的になりました」
また自宅ではストレッチなどセルフメンテを入念に。ストレッチポールや体幹部の筋力を強化できるバランスパッドを愛用している。
「筋トレは腰痛改善になるし気持ちも前向きになる。ここ一番で最後まで“弾き切れる”パワーがつきました。全ては音楽のため!」
髙橋洋太(たかはし・ようた)/1982年生まれ。15歳の頃にコントラバスに出合い、2006年4月に東京都交響楽団に入団。またソリストとしても活躍している。
取材・文/門上奈央 撮影/鈴木大喜 撮影協力/BEST STYLE FITNESS 新浦安
初出『Tarzan』No.780・2020年1月23日発売