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佐川急便ドライバー・上田二郎さんに聞いた、肩こり・腰痛克服法

肩、腰に特段負荷のかかるその道のプロたちは、どのようにその不安を克服しているのか。

腰痛発症の前に、体幹トレ。

佐川急便で働き始めて1年ほど経った頃、腰に違和感を感じて、カラダの土台を見直し。お腹まわりのトレーニングを増やして、体幹を強化したという上田二郎さん。

「基本的なことなんですが、重いものを持つときは、体幹部や脚の大きな筋肉を使ったほうが楽なんですよね。せっかくジムに通ってボディメイクをしているから、腰痛を発症する前に体幹をみっちり鍛えておこうと思ったんです」

疲れているときこそ筋トレを。

ジムに行く頻度は、仕事の忙しさによるが、最大で週6回。少なくとも週に2〜3回は足を運ぶ。

「トレーニングをすると血流が良くなってリカバリーが進みますし、睡眠の質が高まるんで、コンディションが維持できるんです。時間がなければ自宅で筋トレをしています。腰痛対策という意味ではプランクがおすすめですね」

肩こりにはなったことがないという上田さんだが、仕事の前後、合間のストレッチは欠かさない。

「カラダが固まってしまうと、凝りや張りの原因になると思うので、ちょこちょこ動かすようにはしていますね。寒い季節は特に気をつけるようにしています」

上田二郎さんのMY克服法。

1. 左右に動かし強度を上げる。

佐川ドライバーの腰痛克服法
手軽に体幹を鍛えられるプランクは、上田さんのおすすめトレーニング。通常のプランクに加えて、左右にカラダを振って強度を上げることも。

2. こまめな上半身のストレッチ。

佐川ドライバーの腰痛克服法
「実は荷物を運ぶときによく使う場所」という指先や、肩、腕のストレッチをこまめに行う。それゆえか、肩こり知らずだそう。

重い荷物は下半身の筋力を使って持つ。

佐川ドライバーの腰痛克服法
荷物の重心を確認し、その重心をなるべくカラダに近づけて持つのが上田流。骨を使って支えて、荷物を持ち上げるときはなるべく大きな筋肉を使うようにする。
PROFILE

上田二郎(うえだ・じろう)/1990年生まれ。佐川急便で働き始めて7年目。ジムでのインストラクター経験あり。中学校時代は陸上部で中距離をやっていた。

取材・文/神津文人 写真/鈴木大喜

初出『Tarzan』No.780・2020年1月23日発売

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