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「料理が下手だ」を克服するトレーニング|運動神経を高めよう(3)

いわゆる運動神経は「リズム」「バランス」「変換」「反応」「連結」「定位」「分化」の7つの能力に分類される。このうち「分化」「定位」という2つの能力が乏しいと、料理が下手だ、という。

距離感を測り、細かく動く。球技力向上にもひと役買う。

料理ベタだといっても、味付けが悪いとか盛り付けにセンスがないといった類いの話ではない。材料を飛び散らかさずにフライパンを振ったり、包丁でタマネギをあっという間にみじん切りにしたりといったフィジカルな領域がテーマだ。

こうした能力の欠如は、道具を扱うスポーツが不得手なケースと根っこの部分は共通する。対象との距離感を測り、手足を細かく動かす「分化」の能力が低すぎるのだ。

箸とピンポン球とフライパンを用い、「定位」と「分化」をランクアップさせよう。さらに食べ歩きで味覚に磨きをかけ、盛り付けのコツを学んだら鬼に金棒。料理上手の称号を得る日も近い。その頃には、球技までも上手になっていそう。各30秒〜60秒を1〜2セット、遊び感覚で行おう。

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「定位」を鍛える|フライパントレーニング(30〜60秒×1〜2セット)

フライパントレーニング
フライパンにピンポン球を1個入れて思い通りに動かす。縁を時計回り、反時計回りに動かしたり、四角形や十字を描いたり。自在に動かせるようになったら、ピンポン球がフライパンの中央からズレないようにキープ。

「分化」を鍛える|チョップスティックトレーニング(30〜60秒×1〜2セット)

チョップスティックトレーニング
皿を2枚用意して、片方の皿にピンポン球を何個か入れておく。割り箸を使ってピンポン球を摑み、空っぽの皿に全部できるだけ素早く移動させる。ピーナッツや大豆のように粒が細かくなるほど難度がアップする。

取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修・指導/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ)

(初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売)

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