- 鍛える
フィットネスの習慣化を助ける新感覚ライト《ライフコンディショニングシリーズ》を体験
PR
お腹まわりも気になるし、年齢的にも運動をして食事を改善しなければとは思っている。健康診断を受けるたびやらなきゃとは思う。そんな人はどうするべき? 中野ジェームズ修一さんから、アドバイスをいただきました。
毎年受けている健康診断ではメタボだと判定され、ドクターからは運動不足とお酒の飲み過ぎを指摘された。自分でもお腹まわりに脂肪がついた自覚はあるし、このままじゃいけないとは思っている。まずは形から入ってみるかと、運動をするためのウェアは買ったことがあるのだ。シューズはまだだが、やる気はある。しかしなかなか始まらない。俺はまだ本気を出していないだけ…。
そんなAさんは「関心期」にとどまっている人の典型的なタイプだ。
運動の習慣づけや食生活の改善をするべきだということはわかっているし、行動を変えようとする意思がある。しかし、具体的な行動の変化には至らない。
その大きな要因と考えられるのは、行動することに対して、まだ重要だと感じられていないこと。本気を出せばすぐできると思っていて何もやらずにいるというのは、まだ必要でないと思っているということなのだ。タバコをやめなきゃいけないと思っていても禁煙を始められない気持ちと似ているかもしれない。
また具体的に何をすべきなのかがわからないということも「準備期」に進めない原因として考えられる。
運動をしなければ、痩せなければと思っていても、実際に何をどうするかをイメージできなければ行動に移すのは難しい。海外旅行に行きたいと漠然と思っていても、目的地やスケジュールを想定し、パスポートやビザなどの準備するべきものがわからないと、旅立てないのと同じだ。
重要性の認識と情報収集が次のステージへ進むカギとなる。
周囲にダイエットを宣言することで、言ったからにはやらなければという気持ちになるもの。自分の意志だけでは挫けてしまいがちでも、周りに宣言することで追い込める状況を作れるのだ。
そのうえで、肥満から派生する生活習慣病の危険性が書かれた本を読む。食生活が原因でカラダを壊したことがある人の体験談を聞く。自分に本気を出す必要があると思わせるための情報をインプットしよう。宣言することで痩せる情報も集まって一石二鳥。
「もう少し仕事が忙しくなくなったら」なんて思っていると、いつまでたっても行動に移せないもの。
例えば、同僚にダイエットや肉体改造に成功した人がいたならば、積極的に話を聞いてみよう。実践的なアドバイスをもらうことで、何をすべきなのかが見えてくるはずだ。
加えて、自分と似た環境で成功した人の話を聞くことで、自分にもできるのではないかと思え、モチベーションが高まるというメリットもある。
取材・文/神津文人 イラストレーション/死後くん 監修/中野ジェームズ修一
(初出『Tarzan』No.749・2018年9月13日発売)