仕事の疲労回復ストレッチ|パソコンにらんで、疲れた目を回復させる

取材・文/鈴木一朗 イラストレーション/ホセ・フランキー 監修/坂詰真二(スポーツ&サイエンス)

(初出『Tarzan』No.679・2015年8月20日発売)

一日中、パソコンとにらめっこ。疲れ目にだってなる。眼精疲労は肩こりを呼ぶから、どうにかしておきたい。そこで、ストレッチ。

もちろん目のまわりにも筋肉がある。ちょっと聞き慣れないので解説しておこう。まず、眼輪筋は、上下のまぶたを開閉する役割を持つ。そして、もうひとつの毛様体筋は、目のピントを合わせてくれる。

パソコンを見たり、書類を読んだり、そのたびに働いてくれるこれらの筋肉の緊張を解きほぐすのだ。

1. メガテン(眼輪筋)

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イスに座る。目の上のまぶたの部分に人差し指、目の下に親指を置く。目を開かせるように、親指を下に、人差し指を上に動かして20秒キープ。目が乾いたらいったん目を閉じ、10回行う。

2. アポーン(毛様体筋)

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外を見ることができる場所を選んで、イスに座る。全身の力を抜いて(当然、顔の力もできるだけ抜く)、アポーンと口を開いて間抜けな表情になったら、遠くを見て20秒キープ。