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髪型やスタイリングには気をつかっていても、つい油断しがちな男性の「シャンプー選び」。しかし髪と長く付き合っていくのであれば、大切にしたいポイント。“香り”と“スカルプケア”に着目した4製品をご紹介します。
よほど肌に合わない製品を使っていない限りは、なかなか見直す機会がない男性のグルーミンググッズ。とはいえ、どんなにカラダを鍛えていても最後の「身だしなみ」がしっかりしていなければ、その魅力も半減してしまいます。
そこで、グルーミングに詳しいさまざまな方にお話を聞いて、おすすめのアイテムをお届け。 代官山のバーバー〈BARBER BOYS〉を主宰する、ヘアメイクアーティストの樅山敦さんにお聞きしました。
第1弾のテーマは「シャンプー」です。「日々のものだから、高価なものは買いづらい。安くて、毎日使えるものを」という樅山さんの流儀に沿って、今回はAmazonでも買える、2000円以下のものをセレクトしていただきました。
教えてくれた人
代官山という土地柄もあり、〈BARBER BOYS〉に訪れる人は、やはり身だしなみへのこだわりが強い。そんな方々に日々接して、リアルな声を捉えた樅山さんのアドバイスは、気持ちいいほど明快でした。
「シャンプー選びは80%くらい香りで決まりますよ。やっぱり男は自分の臭いが気にりますから。 よほど自分の肌質に合っていないのでなければ、細かい洗い心地や細かい成分よりも、香りを優先したほうがいいと思います」
「あと、うちは男性専門だから薄毛を気にされている人も来やすいみたいで。スカルプ系のシャンプーはやっぱり人気ですね。なので今回は、香り重視のものと、スカルプケアができるものを2つずつ選びました」
「イタリアでは、よく魚料理の臭み取りのために、半分に切ったレモンをジューっと絞っていて。それと同じ発想で、男の体臭予防にもレモンの香りが合うと思うんですよ。あと、単純に男は柑橘の香りが好きな人が多い。ということで〈ポールミッチェル〉のこれ。ほのかにレモンが匂ってくれて、洗い終わりも爽やかなんです」 (樅山さん)
ヘアサロン専売用のプロダクトを手がける〈ルベル〉のシャンプー。海藻の成分が含まれて、傷ついた髪を補修してくれる効果もあり。もちろんAmazonでの購入も可能です。
「控えめだけどすっきりしたいい香りで、このくらいの方が好みな人も多いと思います。海藻のエキスが入っているから、髪にツヤが出るのもいいですね」 (樅山さん)
天然の抗菌物質といわれるプロポリスを配合した、資生堂〈Apithera(アピセラ)〉シリーズの1つ。
「スカルプシャンプーのスタンダードといえば、やはり資生堂の〈アピセラ〉。肌に優しく、理容室でも昔から馴染まれているブランドなので信頼できます。Amazonでは1,400円程度で買えてしまうところも嬉しい。香りはまろやかなミルク系で、“昔ながら”な感じで安心できます」(樅山さん)
「スカルプシャンプーの中でも、〈ルベル〉はスポーツマン向け。メントールやハッカ油が入っていて、汗がダクダク出ているトレーニング終わりに最適です。スースーしすぎないから、僕は冬でも使っています。香りも甘いミント系で、若い子には特に受けがいいと思いますね」 (樅山さん)
洗髪が楽しくなりそうなシャンプーを教えてもらったら、洗い方のコツも聞いてみたくなりました。樅山さん、髪はどうやって洗うのが正解でしょうか?
「髪の汚れを落とすだけなら、シャワーで十分です。本当に大事なのは、頭皮のケア。髪は頭皮から生えてくるわけだから、中の脂をとってあげないと。脂は固まるので、放置したら当然よくない」
「ただ、手で頭皮をしっかり洗うのも大変だから、おすすめなのはシャワーブラシを使うこと。この〈デンマン〉のブラシを使って、シャンプーで洗髪している時にゴシゴシ洗う。洗った後は血行が良くなって、頭皮が喜びますよ」
こちらも Amazonで調べてみると、なんと650円のリーズナブル価格。“明日はわが身”になる前に、毎日のルーティンに加えましょう。
BARBER BOYS
取材・文/山梨幸輝 撮影/大嶋千尋