アクセスの良さが魅力、札幌市内に5つのゴルフ場。

〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉は、難易度ごとに個性的なラウンドが楽しめる〈らいちょうコース〉〈きつつきコース〉〈うぐいすコース〉の全3コース。クラブハウス2階にある大パノラマの大浴場も人気。
首都圏でのゴルフといえば、早起きをして片道2時間弱をかけてコースへ向かい、18ホールを回った後は、帰りの渋滞を避けながら夕方に帰宅する。そんなせわしない休日も、北海道ならスマートに解消できそうだ。札幌市内には、札幌中心部からならわずか30、40分の範囲に多くのゴルフ場があるので、道外からでも10時台に新千歳空港入りができれば、お昼前にはクラブを握った状態で、絶景のティーグラウンドに立つことができるというわけだ。
今回、炎天下と蒸し暑さから逃れてやってきたのは、〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉。スキー場で有名な手稲山の中腹に位置するここは、札幌市街地を一望できて、その先の石狩湾(日本海)を見渡す大パノラマに向かって、ティーショットを打つ爽快感を味わえる。

晴天時には遠く増毛連峰を望む。全3コースのほかに、打ち放しやパット練習用のグリーン、アプローチ用のグリーンなど練習コースも充実。
他にも〈羊ヶ丘カントリークラブ〉〈真駒内(まこまない)カントリークラブ〉〈滝のカントリークラブ〉、〈芙蓉カントリー倶楽部〉と札幌市内だけでも5つのゴルフ場があるのだ。道外からのゴルファーやビジネスパーソンにとっては、この上ない天国なのだ。
プレイ後の札幌観光を考えると、この市街地からのアクセスの良さは大きい。そして北海道のゴルフ場では、昼食を挟まないスループレー(ワンスルー)が主流となっているので、18ホールまわっても暗くなる前には市内観光を楽しめるというメリットもある。
石狩湾に打ち下ろす大パノラマ。〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉。
〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉は全27ホール3コースを完備している。石狩湾から爽やかな風が吹き込む手稲山の丘陵に位置し、今年で60周年を迎える老舗ゴルフ場だ。
札幌オリンピック(1972年)には、ボブスレーやリュージュなどの会場としても利用され、〈らいちょうコース〉には、実際に使われていたコースの基礎が残されている。また、〈うぐいすコース〉の6番ホールには、北海道の形を模した「北海道バンカー」もあり、道外からゴルファーにとって、北海道らしさを堪能できるコースとしても人気だ。

〈うぐいすコース〉の6番ホールは〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉一番の打ち下ろしホール。名物「北海道バンカー」は一見の価値あり。
雄大なフェアウェイを前にすると、眼下に広がる大展望と石狩湾から吹き上げてくる風が、早朝からジメジメとしていた東京の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれた。ティーショットを打つのがもったいなくすら感じる。これは忘れられない北海道ラウンドデビューになりそうだ。
一緒にラウンドを回ったのは、札幌で合流した佐々木尚弥さん。ゴルフ歴は5年ながらベストスコアは81と、毎シーズン札幌界隈で腕を磨く道産子ゴルファーだ。雪が降り始めると、道内のクラブハウスが閉まってしまうので、冬は首都圏のゴルフ場にも遠征するそうだが、北海道以上にゴルフ環境のいいところは見当たらないという。

思わず立ち止まって見惚れてしまう絶景。グリーンは見た目以上に芝目がきつく、「海に向かって順目」なのでパッティングの読みには注意が必要。
〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉のコースは、手稲山から石狩湾に向かって傾斜のあるものの、傾斜よりも芝目の強さが勝つ高速グリーンが特徴。普段のスコアよりも5打は叩いてしまうという難関コースだ。
眼下に見下ろす札幌市街のビル群と石狩湾の青いさざ波は、大浴場やレストランからも一望でき、レストランでいただける小樽名物の〈あんかけ焼きそば〉は、界隈では人気の「ゴル飯」。これだけでも〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉で北海道ラウンドデビューを果たすには十分のトピックといえそうだ。
ゴルフでも楽しめる、秋の札幌。
北海道ラウンドデビューにぴったりなゴルフ場がもうひとつ。北海道らしいの白樺林に囲まれた〈羊ヶ丘カントリークラブ〉だ。全体的にフラットなコース設計なので、ファミリーからレディースまで幅広くプレイを楽しめ、旧北海道庁のデザインを模した、趣のあるクラブハウスが特徴だ。

〈羊ヶ丘カントリークラブ〉は1967年開業。なだらかな丘陵地で、雄大な北海道のロケーションを満喫しながらラウンドを楽しめる。
〈羊ヶ丘カントリークラブ〉も札幌市街地から車で30分ほどのアクセスに加え、新千歳空港からの片道65分、地下鉄南北線澄川駅(札幌〜澄川間17分)からの片道20分の送迎バスも運行しているので、当日朝に新千歳空港入りできれば、お昼前後にはラウンドを始められそうだ。
同じく札幌市内にある〈真駒内(まこまない)カントリークラブ〉〈滝のカントリークラブ〉は、トッププロのツアーやシニアのトーナメントが行われる本格コースが自慢のゴルフ場。ともに新千歳空港、地下鉄南北線真駒内駅からの送迎バスが運行しているので、アクセスの良さは健在だ。

〈羊ヶ丘カントリークラブ〉は全18ホール。西洋芝の濃い緑と白樺林のコントラストが美しい北国らしいロケーション。秋になると、この美しい景色が紅葉する。

新千歳空港からは、〈羊ケ丘カントリークラブ〉〈真駒内カントリークラブ〉〈滝のカントリークラブ〉の3クラブ合同の送迎バスが運行。10:30、11:30新千歳空港発。クラブハウスから新千歳空港にも一日2便運行。要予約。
ラウンド後はお待ちかねのグルメ三昧。

ニッカウヰスキーの巨大看板は、「ブラックニッカ」ブランドの誕生70周年を記念して2026年4月6日に13年ぶりとなるリニューアルが行われ、5代目の「ニッカおじさん」がお目見え。
北海道でのラウンドデビューを飾ったら、もうひとつのお楽しみ札幌市内観光だ。真夏の避暑地としての札幌、雪化粧をした白銀世界の札幌は、国内旅行者もインバウンドも大勢やってくる札幌のA面なら、夏の終わりから雪が降る前の秋の札幌は、いわばB面。
秋の札幌は、毎年約200万人が訪れる北海道グルメの祭典〈さっぽろオータムフェスト〉(2026年は9月11日〜10月3日)のほか、札幌市内各所で紅葉のライトアップが行われるなど “まだ見つかっていない”、夏冬には負けないコンテンツを持っている。
それに加えて、観光客の知らない、地元の人しか行かない隠れジンギスカンに始まり、ラーメン、夜パフェと、札幌の夜はやることが多い。そして、「ゴルフをするならサッポロ」。こんな贅沢を知ってしまうとクセになりそうだ。

ゴルフも観光もグルメも満喫した「憧れの北海道ラウンド」。雪が降り出す11月までまだまだチャンスがありそうだ。
モデルコース
【1日目】
08:00 羽田空港出発
09:35 新千歳空港到着。レンタカーで移動
10:35 〈札幌テイネゴルフ倶楽部〉に到着・受付
11:00 石狩湾を見下ろしながら感動のラウンド
17:00 絶景の大浴場に浸かって、札幌市内のホテルへ移動
18:00 すすきのでジンギスカンや札幌ラーメンなど北海道グルメを堪能
【2日目】
09:30 チェックアウト後、二条市場ランチ
15:00 狸小路でお土産を購入
18:00 新千歳空港出発
19:35 羽田空港到着



