風邪知らずの写真家、今日も山で“チャーガ湯”を飲む。

“森のダイヤモンド”とも呼ばれる希少なきのこ、チャーガ。週1で山に通う伊藤明日香さんが、街でも山でも飲み続ける理由とは。

text: Shintaro Kawabe photo: Asuka Ito

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フォトグラファー・伊藤明日香さん愛用のチャガー湯を袋から出している様子
Profile

伊藤明日香(いとう・あすか)/1992年生まれ。ロンドンでの撮影アシスタントやドキュメンタリー写真の作品制作を経て、2020年から東京を拠点に活動。登山の常備薬は、小笠原の塩。

街でも山でも、チャーガ湯でほっとひと息。

伊藤さんが荷物を取り出している様子

ウルトラライトハイカーの伊藤さんは、服装も荷物もできるだけコンパクトに。

「何を飲もうか考える時間も、登山の醍醐味の一つです」と話すのは週1で山、の伊藤明日香さん。

「いまハマっているのは紅茶でもコーヒーでもなくて」

とポーチから漢字の書かれたパックを取り出す。それはチャーガといって、カバノアナタケというきのこを粉末にしたもの。シベリアなど寒冷地に生える白樺2万本のうちわずか1本にしか寄生しないともいわれ、森のダイヤモンドの異名を持つ幻のきのこだ。伊藤さんはそれを白湯で溶かして飲む。

「神保町のアウトドア用品店〈ムーンライトギア〉で、日本のコールドプレスジュース専門店〈SUNSHINE JUICE〉が手掛けるチャーガに出合いました。いろんなものを口にしましたが、これが一番おいしい。原料がきのことは思えないほどクセがなく、ほうじ茶のような香ばしい風味と甘みがある。ドリンクで売ってたら買い占めたいくらい好きな味です」

チャガー湯を山で淹れている様子

アメリカのギアブランド〈High Trail Designs〉のポーチにはコーヒー豆などの休憩セットと、絆創膏や常備薬を入れている。〈SUNSHINE JUICE〉のチャーガ湯は1箱20包で約6,000円。推奨される飲み方は、1包当たり約300mLのお湯で溶かす方法。薄味好みの伊藤さんは500mLのお湯で作っている。

〈SUNSHINE JUICE〉のECサイトでは、チャーガにはSODと呼ばれる酵素がホウレンソウの250倍含まれ、免疫力を高めるといわれているβグルカンも豊富に含まれていると記載がある。伊藤さんがチャーガ湯を選んで飲むのも、登山を通じて免疫力の重要性を日々実感しているからだ。

「山頂付近の山小屋は環境への負荷を考慮して、基本的に石鹸が使えません。おまけに大部屋などの密な宿に泊まるときもある。そんなふうに体調を崩す可能性を高めてしまう場面が多々あるからこそ、チャーガ湯を休憩のたびにチビチビと飲むようにしています。日常生活でも取り入れてから、風邪をひかなくなりましたね」