ナディア・コマネチ(器械体操)|ターザンのスクラップブック
真似しようとしても決して叶わない、独自のスタイルを持ったアスリートたち。色褪せない永遠のスタイルアイコンを日替わりで紹介します。
文/岡島みのり 写真/アフロ
ナディア・コマネチ(1961-)|ルーマニア
(器械体操)
「コマネチ!」というビートたけしのギャグはご存じだろう。彼の元ネタとなったのが、伝説の新体操選手、ナディア・コマネチだ。6歳のころから国内選手権で入賞するなど天才体操選手として注目され、14歳で参加した1976年モントリオール五輪ではルーマニア代表として出場。平均台と段違い平行棒でパーフェクトな演技を披露し、前代未聞の10点満点をマーク。最初は採点エラーとして勘違いされていたほど、当時ではありえない難度の高いパフォーマンスだったのだとか。結果、個人総合と種目別で3枚の金、1枚の銀、1枚の銅メダルを獲得。演技中の様子から「白い妖精」と呼ばれ、世界中でアイドル的な人気を誇った。