オスロ初のユニバーサルデザイン・サウナは、海上にあり。

世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、海上にあるオスロ初のユニバーサルデザイン・サウナについて。

edit: Takashi Osanai

初出『Tarzan』No.886・2024年8月22日発売

オスロ 海上サウナ サウナ・ヴィレッジ トロステン

サウナーの楽園に生まれた“みんなに優しい”海上サウナ。

オスロではフィヨルドに浮かぶ海上サウナが人気。特にウォーターフロントのビョルビカ地区に集中し、別名「サウナ・ヴィレッジ」と呼ばれているほどだ。今年5月にも新しい海上サウナ〈トロステン〉が誕生。

オスロ 海上サウナ サウナ・ヴィレッジ トロステン

新ムンク美術館の目の前にあり、サウナ内の収容人数は22人。ビジター料金は1時間30分で195ノルウェー・クローネ~。©Becky Zeller / Oslo Sauna Association

以来、すでに多くのサウナーが整い済みという話題のサウナは、建築資材にリサイクルのアルミニウムを使用していることも特徴。これにより二酸化炭素排出量が抑えられるなど、環境に優しいつくりとなっている。

オスロ初のユニバーサルデザイン・サウナでもあり、車いすで利用できるスペースも確保。また特殊な換気システムを採用し、サウナ内のどの位置でも一定の温度が保たれるという。設計を担当したのは新ムンク美術館を手がけたスペインの有名建築事務所スタジオ・ヘレロス。

「誰もが楽しめるサウナ」をコンセプトに考案されたオスロの新名所となっている。

WRITER / PHOTOGRAPHER

GROOBY MIKO/オークランド在住。ガイドブックやJAL機内誌に寄稿。著書に『ニュージーランドへ─大自然&街をとことん遊びつくす』がある。趣味はサーフィンとジム通い。