“筋肉”と“むっちり感”。奥山かずさのなりたいカラダ。
類い稀なる運動神経を生かし、戦隊ヒロイン女優として派手なアクションもこなす奥山かずささん。実は、グラビアの仕事を通して、目指すカラダにも変化があったのだとか。今の奥山さんの描く理想やこだわりについて教えてもらった。
取材・文/間宮寧子 撮影/大辻隆広 スタイリスト/伊藤信子 ヘア&メイク/森川誠 トレーニング指導/神戸貴宏 題字/師岡とおる 撮影協力/BEAST TRAINING COLOSSEUM
初出『Tarzan』No.839・2022年8月10日掲載
“痩せたい”ではなく“引き締めたい”。
太陽のような眩しい笑顔に、類い稀なる運動神経。戦隊ヒロインとして女優デビューし、最近ではグラビアでも多くのファンを魅了する奥山かずささん。プロ野球の始球式では、見事な本格投球を披露し、観客の度肝を抜いたことも記憶に新しい。
「小学生の時に野球、中高はソフトボールに打ち込み、子供の頃から今まで運動していなかった時期はほとんどありません。よくストイックだと言われるけど、カラダを動かすことがただただ楽しくて。戦隊モノをやった時には“運動能力を活かせる見せ場が欲しい!”とアピールして、わざわざ派手なアクションシーンを作ってもらったんですよ(笑)」
ボディメイクに目覚めたのも10代の頃から。
「知識もなく、とにかく走って食事制限をするがむしゃらなダイエットをしていたんです。体重は落ちたけど、その時と比べると今の体型のほうが好きですね。グラビアの仕事を始めて、客観的に自分を見るようになったら、細い自分に魅力を感じなくなって。引き締めたいとは思っても、痩せたいとは全然思わない」
“効いている”という実感が楽しい。
弾力を感じさせる、適度な丸みのあるカラダ。思い描いていた理想の体型に近づき、維持するための宅トレやランニングに励んでいる。
「ハードにジム通いしていた時期もありましたが、筋肉質になりすぎてしまいそう、という懸念もあって宅トレにシフトチェンジ。週2〜3回、ストレッチを含め1時間半ほどやっています。神経を筋肉に集中させて“ここに効いてる!”って実感しながらやると、すごく楽しくて。
次に手に入れたいのは、きゅっと上がったまあるいお尻。モチベーションを上げるためにインスタで海外のトレーナーのカラダばかり見ているから、私のフィードはセクシーな女性だらけ(笑)。でも、なりたいカラダを見るのは大事なこと。具体的な目標を見つけると、どんなトレーニングをすべきか明確になるから」
ボディメイクの意欲はとどまるところを知らず、彼女の興味はヨガやピラティスにも向いているそうだ。
「外側の筋肉にフォーカスしてきたので、コアを鍛えたいし柔軟性も欲しくって。自分のカラダを好きになることをゴールにした、運動法の発信もしてみたい。説得力のある体型をキープするためにも、いくつになってもカラダを動かし続けます。運動のない生活は想像できません!」