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さまざまなメソッドがあり、奥深いストレッチの世界。その中でも一際異色を放っているのが縄文ストレッチ。土器や土偶の形に着想を得て考案された、縄文ストレッチとは? その魅力に迫る!
奥深いトレッチの世界。その一例として「縄文ストレッチ」を紹介。
「平和な状態が約1万年続いたとされる縄文時代に昔から魅力を感じていて。ある時、ウネウネとした火焔土器を見てひらめいたんです。正座や蹲踞に名残がありますが、日本には太古からカラダを曲げて低い姿勢に保つ動きが溢れていた。これをストレッチにできないかと。土偶などを参考にしてポーズを考えました」
考案者の倉富和子さんはそう語る。特徴は、“曲げる”“捻る”動きを重視すること。今回は代表的な4つのポーズを教えてもらった。一味違うストレッチで縄文パワーを感じよう。
日本の伝統的な動きが凝縮されているという盆踊りをイメージしたストレッチ。片手を壁に当て、脚をクロスするのが基本姿勢。
「一」「二」では、壁の方に顔を向け、もう片方の手を頭の後ろに添える。顎を上に捻り上げて、カラダを弓のようにしならせ1分キープ。これを左右どちらも行う。「三」では、右手の甲を尾骨に当て、おへそを突き出すようにカラダを反らす。顎を上に向けながら1分キープ。「四」では、お尻を突き出すように前屈みになり1分キープ。
体育座りのようなポーズが特徴の合掌土偶に着想を得たストレッチ。
正座をした状態で、腕をカラダの正面でクロスさせ、両肩に手を置く。自然な状態で呼吸をしながら、目を閉じて1分間リラックス。腕で胸をきつく締めるのと、骨盤を立てるのがポイント。
まず、骨盤を立てて正座をし、両手を組み、肘を曲げながら頭頂部に持っていく。そのまま立ち上がり、盆ストレッチのイメージで脚を交差させ1分キープ。手の重みで頭を刺激するとマッサージ効果も。
「安心ストレッチから続けてやるのがおすすめです」。
安心ストレッチの状態から脚を体育座りのように曲げ、横に寝転がって1分間キープ。ポイントは両腕で胸を締め付けることと、太腿でお腹を圧迫すること。
「内臓下垂に有効。パートナーにカラダをさすってもらうとよりリラックス効果を高められます」。
取材・文/山梨幸輝 撮影/角戸菜摘 イラストレーション/エイドリアン・ホーガン
初出『Tarzan』No.838・2022年7月21日発売