潜入、スイスの新スポーツ「ピックルボール」クラブ

世界中からフィットネスの最新事情を集めた「WORLD FITNESS NEWS」、今回はアメリカ生まれの競技「ピックルボール」がスイスへ上陸した話題をお届けします。

edit: Takashi Osanai

初出『Tarzan』No.834・2022年5月26日発売

ピックルボール チューリッヒ クラブ〈ピックルボール ヴェレイン スイス〉

アメリカ生まれのピックルボールって?

アメリカ生まれのスポーツ「ピックルボール」がスイスへ上陸。

チューリッヒにはクラブ〈ピックルボール ヴェレイン スイス〉が新設され、地元住民が楽しく汗をかいている。そもそもピックルボールとは、バドミントン、テニス、卓球の3競技を掛け合わせたようなもの。

ピックルボール チューリッヒ クラブ〈ピックルボール ヴェレイン スイス〉

運動強度は程よくアメリカではリタイアしたシニア層に圧倒的な人気。しかしスイスではニュースポーツ。若い世代からの人気も高い。

バドミントンと同サイズ(長さ13.4×幅6.1m)のコートで、中央にテニスと同じ高さ(約90cm)のネットを設置し、卓球のラケットをひと回り大きくした“パドル”を使ってプレーする。

ピックルボール チューリッヒ クラブ〈ピックルボール ヴェレイン スイス〉

穴の開いたプラスチック製のボールはスピードも飛距離も出ないため、走り回る必要がない。そのため子供と高齢者によるダブルスプレーなんかもピックルボールならではの光景。

ルールもシンプルで、コツをつかめば1時間近くラリーを続けられる。誰もが等しく純粋にプレーを楽しむことができるスポーツだ。

Reporter

URAE YUMIKO /東京都出身、ベルリン在住。ヨーロッパ各地のライフスタイルやデザイン、アートに関する取材や執筆を行う。現在発酵食にハマリ中。

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