“鍛えるシェフ”直伝の筋肉レシピ:お手軽ポークビンダルー
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈Spice Drunker やぶや〉代表の藪晋伍さんに教えてもらった「お手軽ポークビンダルー」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.830・2022年3月24日発売
藪 晋伍さん
教えてくれた人
〈Spice Drunker やぶや〉代表。TV局ADを経て2012〜16年、プロボクサーとして活動。同時にスパイスにハマり、南インド料理店などで修業。昨年スパイス料理と燗酒のペアリングを味わえる現店開店。
元プロボクサーの〈Spice Drunker やぶや〉の藪晋伍さん。現役時代、減量中に大活躍だったというスパイス料理を披露してもらった。
最近、日本でもスパイスカレー好きに人気の酸っぱ辛いポークビンダルーは「酸味は赤ワインビネガーで。スパイスは今回簡単にしていますが、カレー粉にシナモンを加えるとグッと本格的な味わいに。おつまみにもおすすめです」。
お手軽ポークビンダルー
材料(2人分)
- 豚赤身薄切り肉(食べやすい大きさに切る)…200g
- 玉ネギ(薄切り)… 1/2個
- おろしニンニク(チューブタイプ)…小さじ1
- おろしショウガ(チューブタイプ)…小さじ1
- トマト(水煮)… 50g
- ケチャップ…大さじ1+小さじ1
- カレー粉 (赤缶など何でも)…小さじ2
- 唐辛子粉…小さじ1/2
- シナモンパウダー…小さじ1
- ブラックペッパー…小さじ1/2
- 塩…小さじ1/2
- 砂糖…小さじ1
- 赤ワインビネガー…大さじ2
- 水…1/4カップ
- オリーブオイル(ピュア)…大さじ2
- パクチー…飾りで少々
作り方
- 鍋にオリーブオイルをひいて中火で熱し、玉ネギ、塩を加えて飴色になるまで炒める。ニンニク、ショウガを加えて炒め、ニンニクの強い香りが飛んだら、トマトの水煮、ケチャップを入れて炒める。
- 1 にカレー粉、唐辛子粉、シナモンパウダー、ブラックペッパーを入れ、弱火にして香りが立つまで30秒ほど炒める。
- 2 に豚肉を入れ、色が白くなるまで中火で炒める。水、赤ワインビネガー、砂糖を加え、とろみが出てくるまで煮る。器に盛り、パクチーを乗せる。
ポイント
栄養ポイントはココ
シナモンはフラボノイド、赤ワインビネガーはポリフェノールと、ともに抗酸化物質が含まれています。豚赤身肉も○。低脂肪な分、豚肉に豊富でカラダに必要な“代謝ビタミン”のビタミンB群をより多く摂れます。(管理栄養士 河村玲子さん)