- 鍛える
フィットネスの習慣化を助ける新感覚ライト《ライフコンディショニングシリーズ》を体験
PR
歩いているとココロが浮き立つ。爽やかな風に頰を撫でられ、降り注ぐ陽光はカラダを包んでくれる。自他ともに認める散歩好きという中川翔子さんとお気に入りのコースをともに歩いた。これを読めば、アナタも外へ飛び出して、街を歩きたくなるはず。さすれば、ココロもカラダも健康になれるのだ。
「遺影にしたいです」。カメラの画面を覗き込んで、中川翔子さんは呟いた。それは中野ブロードウェイをバックに撮った写真。
中野で生まれ育った彼女にとって、ココロを揺さぶられる一枚だったのだろう。インドア派のイメージの中川さんだが、散歩を始めたのには理由が。
「コロナで、ずっと家での生活。それで、おいしい物も食べてないのに人生最高体重を突破し続けていたんです。せめて散歩ぐらいはしなきゃと思って歩いてみたら、“えっ、街って面白い”って気づいたんです」
これまで運動とはまったく無縁だったが、散歩をしたら、懐かしい通学路や逆にまったく初めての風景もあった。「知り尽くしているはずなのに?」と思ったという。それが面白くて歩き続け、次第にレトロな建物のデザインや看板にも魅かれた。
「ハマりすぎて中野から渋谷区の端まで歩いちゃいました。景色に夢中になってたら、全然知らない場所で…。タクシーで帰りました(笑)」
苦手と思っていたことこそ、面白いと確信した。マラソン解説でお馴染みの増田明美さんにスニーカーをもらって大感動。歩くようになって、ファッションも少しスポーティな感じに変わっていったし、アクティブな自分に気づけ、体重も減った。
「ダイエットは人生のテーマですし、だから散歩も一生モノの趣味になると思います。楽しみながら、痩せられる。ずっとお仕事を続けるためにも、もう欠かせないものなんす!」
生まれ育った街も散歩をしてみると意外と知らない道、建物がいっぱい。中野といえば!な場所からレトロスポットまで、中川さん馴染みのコース。
① 中野ブロードウェイ
飲食店から古着屋、サブカル志向の店舗まで何でもある商店街。もちろん中川さんも御用達。
② 中野サンプラザ
名物ホールも解体が決まっている。「ここで、50曲連続で歌ったライブが忘れられません」(涙)。
③ アザミ
喫茶店アザミ。昭和感溢れる店だった。「ナポリタン最高! なくなっちゃってホントに残念」。
④ レトロなマンション
散歩中に偶然見つけたマンション。壁には大きな花のオブジェ。中川さんお気に入りの建物。
取材・文/鈴木一朗 撮影/下屋敷和文 スタイリスト/渡邊アズ ヘア&メイク/灯 イラストレーション/エイドリアン・ホーガン
初出『Tarzan』No.828・2022年2月24日発売