【今回の筋肉】嶋田泰次郎さん
歯科医の業務に筋トレが生きるか? いいえ、全く(笑)。ただ現代の生活ではどうしても運動不足になりやすく、加齢が伴えば筋肉は衰える一方。鍛えているからこそなんとかカラダを保てている部分はある気がします。今の自分にとって、ジムは家と歯科医院に次ぐ、サードプレイスと呼べる場所。
高1の頃から今に至るまで筋トレをやめた時期はありません。“筋肉は裏切らない”とたまに聞きますが、長年鍛えていて思うのは、時に裏切られることもある、ということ。
正しいフォームやケアをサボるとケガは必ずしますから。その点、歯は簡単です。歯磨きは汚れを落とせたらまずOKで、ブラシを当てれば磨きたい部分に大抵アプローチできる。一方、カラダづくりでターゲット(鍛えたい筋肉)にピンポイントで刺激を入れるには、あらゆる点を厳密かつ的確に押さえていく必要がある。筋肉はつくづく難しいなあと。
今の自分に“負けたくない”
ジムには週5〜6回行きます。年々疲れが抜けにくくなっていると感じるので、リカバリーが間に合う範囲で追い込むよう心がけています。今のモチベーションはボディコンテスト…かな。
2021年も出ましたが納得のいく結果ではなく悩んでいます。ボディコンテストがなければ純粋に筋トレを楽しめるのかな、とも。それでも僕が優勝にこだわるのは、自分に負荷を与え続ける生き方を手放すと日常に張り合いがなくなる気がするからかもしれません。
自己ベストはケガもなく筋肉がパンパンだった3年前の自分です。あの時のカラダを取り戻したいのか、むしろ超えたいのか?
一つだけ、確実に言えるのは今の自分に“負けたくない”という思いがあるということ。僕は歯科医であり、筋トレは人生の一部にすぎない。そう分かっていてものめり込んでしまう。そこが、筋トレの面白いところですね。